カテゴリー別アーカイブ: 院長日記

賑やかで楽しいクリスマス

今日はクリスマスですが、水曜日で仕事は5時まで。しかも明日は休みなので気分上々です。
自宅に帰るとキッチンから女性陣の賑やかな笑い声と泡立て器の回る「ウイーン」という音が聞こえてきます。揚げ物の匂いもしてくるので、きっと3人で御馳走を作ってくれているのでしょう。
私はというと、小1の息子とお風呂に入ってから、彼の抜けかけの前歯をグラグラと揺らしたりしておちょくって遊んでいました。
私にはお造りを、妻や子供はフライドチキンを用意して、家族全員、6名揃ってのささやかな夕食会を楽しみました。

 

熊のカカオクッキーは少々焼き過ぎで、褐色のクマになっちゃったそうです。

食後にはケーキを御馳走になりました。毎回違うデザインを工夫してくれるので楽しみです。

ミサに行く元気が無くて。

今日はクリスマスイブなので、家族でカトリック教会のミサに行く予定にしていました。通常より1時間早く診療を終わらせてもらって6時に帰宅したのですが、昼間の福祉センターでの1歳半健診の人数がとても多かったので疲れてしまって、暗くなってから西宮まで移動して厳格なミサに参加する元気がありませんでした。

少々罪の意識を感じながら、家族揃って夕食を頂き、お風呂に入って一息ついているところです。

もう数日で今年の診療も一区切り。最後までしっかり、キッチリ頑張らないと。

明日も難しい治療のアポイントで一杯なので、今日は早めに布団に入って休む事にします。

 

最初に話すのはどの子の事?

英保歯科のお客様の中で、このブログを読んで下さっている方は私の「人となり」が見えて安心して下さるのでしょうか、個人的な話をして下さって盛り上がる事がよくあります。

今日はある方(Aさん)が「子供が軽度の自閉症なんですが、妻と同じようにとても心の優しい子で、私自身がずいぶん救われているんです。」と教えて下さいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

友人の歯科医師などと「ところで、お子さん達は皆さんもう随分大きくなられたでしょう?」などと、お互いの子供の話題になった時には、ほぼ全ての人が “勉強が良くできる子の事(だけ)を話す” んですね。
たいがいは「そうそう。あいつ親不孝で歯医者にはならないと言うんだよ。しかも東京の大学に行っちゃった上に、歯学部と同じ6年間だから仕送りが長くて大変なんだよ。まあ、国立だから学費については助かっているけどね。(=東大医学部か東京医科歯科大学の医学部に行っているので凄いだろ?)」といった感じです。
あれれ、もう一人の方のお子さんの話はしないのかな?

こういった子供の学校や学歴の自慢話を聞いた時にはいつも「こんな風にだけはなりたくないな。」と思うのです。

絶対そうなれる自信はありませんが、私は「勉強のできない、できの悪い子の話から最初にしてやりたい」と思うのです。例えば、自分の子供の一人が東大に行き、もう一人が犯罪を犯して少年院に入っているとしたら、「世間様に申し訳ないんだが、うちの子、本当に優しい子なんだけど、ちょっと善悪の判断を誤って悪い事しちゃって、今少年院に行っているんだ。」と言うようにしたいし、そうありたいと思うのです。東大の子の話を自らする事は無しに。

1つ目の理由は「自慢はあまり美しいものではないので、しない。」という美意識。この美意識は私の妻の姿(生き様)を見て気が付いた事で、私にとっては後天的なものであり、現在学習中、習得中です。これはなかなか大切な事だと思っています。

2つ目の理由は「どんな子でも自分の子供の一人。できの悪い子を親が愛してやらなくて、良い所を見てやらなくて、誰がする?」という事なんです。どちらかと言うと、むしろこっちかな。

勉強(=偏差値や大学の名前など“目に見えるもの”)ができても他人の気持ち(=“目に見えないもの”)がわからない人間は「失格」です。勉強ができなくても、人生でちょっとぐらい失敗があっても、他人に対する優しさ(=“目に見えないもの”を大切にできる心)がある人は「合格!」です。よね?

ちなみに、最初にお話しした方(Aさん)のお子様の勉強の成績なんですが、詳細は避けますが、聞けばドン引きする位の「超絶トップクラス」だそうですよ。

1TB スティックSSD に満足!

今日は日曜日。日曜大工ならぬ簡単な日曜工作をしています。

臨床写真(Windows) や顕微鏡での動画 (Mac) など、仕事でのデータを自宅の個人のパソコンで取り扱うのにどうするのが良いか考えていたのですが、クラウドではなくもっと原始的な方法が一番効率が良いという結論に達しました。データを外付けHDDに直接記録してそれごと持ち帰るのです。そうすれば診療所に泥棒が入ってもデータは私の手元にしかないので情報の漏洩リスクがありません。(企業では不可能で、英保歯科のような「個人商店」だからできるやり方だとは思いますが。)

で、既成の外付けハードディスクを購入したらデカいし高いので、評判の良い Crucial SDDNVMe M.2 SSD 専用ケースを買って簡単に持ち運びできる「スティックSSD」を作ってみようと思いました。

NVMe M.2 規格のメモリーカードをケースのスロットに差して説明書に従ってねじ止めしたら、後はパソコンに認識させて初期化するだけです。Mac でも使えるように exFAT で初期化しておきました。

リーズナブルな値段で、小さくて、あまり誰も持っていない「1TB スティックSSD」が手に入って満足です。

診療室の私のパソコンに繋いであったら「ああ、あれね。」と思って下さいね。

私がペスカタリアンであり続ける理由

United Airline ではこのようなVegan メニューの他にも Asian Vegetarian (=ペスカタリアンメニュー)などで対応してくれます。特別メニューは一番最初に給仕されます。しかも、隣に感じの良い人が座っていたら「私、特別メニューなんで先に来るんです。」なんて話しかけて、色々と話が弾んで楽しい旅行になります。

私は18歳の時にペスカタリアン(=魚を食べるベジタリアン)になり、23才前後の3年間程は更に厳格なlacto-ovo vegetarian として過ごしました。lacto-ovo vegetarian は肉類も魚も一切食べず、牛乳と卵(無精卵)だけは口にするベジタリアンです。
3年間頑張ったのですが、焼き肉はおろか寿司屋にさえ行けないので友達が無くなるし、痩せ細ってしまったために、魚だけは食べるように戻して現在に至っています。

まず、私がペスカタリアンになったきっかけについてお話しますね。

私が18歳の時、兄の母校の大阪歯科大学の講師で、東洋医学の知識が豊富な歯科医師に出会った事が発端です。その先生が東洋哲学的な話を、18歳という多感な年齢である私にしてくれました。(ちなみにその先生は昔からずっと現在に至るまで、完全なビーガンを通しておられます。)

それは、「輪廻転生。人間は死ぬと肉体から魂が抜けて、生前に善行を積んだ徳の高い魂は天国に行く。徳がそこそこだとまた人間に生まれ変わる。もっと下だと動物に生まれ変わる。その下だと魚に生まれ変わる。その下だと虫。」という話だったのです。(更に下だと植物に生まれてくるかどうかは忘れました。でも、植物にも感情はありそうに思うのですが、皆さん、のふうぞさん、どう思われます?)
歯学部1年生の私は、尊敬する先輩歯科医師が言う事だからと100%それを真に受けた訳ですね。若かったからね。

遠藤周作「眠れぬ夜に読む本(光文社文庫)」より抜粋。
Kindle でたった440円で購入したこの本を布団の中で読んでいると、既に亡くなっている作者の「語り」が生き生きと聞こえてくる。

キリスト教研究者でもある遠藤周作は彼の著書の中で「生まれ変わり」について度々触れています。

先日、我が家のウサギ、グレコが9年の生涯を終えて天国に召された事をお話しました。
ワンちゃんなどを飼われている方はわかると思うのですが、ペットと一緒に暮らしていると「ひょっとしたらこの子(ペット)の中には人間が入っているんじゃないか?」と思えるほど、人間と同じような感情表現をしたり、行動を取ったりするように感じませんか?
金魚でさえ、毎日エサをくれる人が近づいてきたら嬉しそうに寄って来ますよね。
ポールマッカートニーは屠殺場での動物の反応を見てからベジタリアンになったそうです。(あなたもネットで「屠殺場」と検索して記事や動画を、いや、見ない方が幸せかも知れません。)

さて、私がいまだに40年近くも牛肉、豚肉、鶏肉を食べていない理由なんですが、それは「なぜか自分の人生の要所要所で、信じられない程、不思議な程の幸運(=私の人生に”正(プラス)”の影響を与えるとの出会い)が舞い込んでくるのだが、その理由が何十年も無駄な殺生を避けている事以外に、考えにくい。」からなんです。
独身だったらヴィーガンに戻っているかも、なんて時々思います。

「焼き肉、焼き肉」と言っている有名スポーツ選手などが麻薬に溺れる不運に見舞われた時にも、私から見たら「やっぱりなァ。」と思ってしまうのです。

こんな話、ちょっと非科学的で気持ち悪いかも知れませんね。「バカみたい!」と思われたなら、どうか忘れて下さい。

Hiro のコーヒーで喜ぶHirokazu

今日はお客様からコーヒー豆を頂戴しました!
三田には売っていない都会のお店のコーヒーで、しっかりした味が大好きです。
いつも気にかけて頂いて有難う御座います。
このコーヒーを飲んで元気を出して、英保歯科のお客様の歯の治療を、一生懸命させて頂きますね。

尾添獣医師は導く

昨日、グレコが亡くなった話をしました。

「たかがウサギ一匹、英保先生の家庭の大袈裟な事。」と感じておられる方があっても不思議ではないし、むしろ当然かも知れません。私も第三者の立場なら解ってあげられないかも知れないからです。

尾添先生にもグレコが亡くなった事を報告しましたが、尾添先生は獣医師として長い御経験から飼い主の心のあり様が手に取るようにわかるようで、メールで2つの「導き」をして下さいました。

「ウサギの9歳は、年齢だけで言えば十分命を全うしてくれたので、そのように受け取るように」と言って「もっとしてやれる事があったのではと、気に病む必要は無いですよ。」と、ご指導下さり、そして、「グレコちゃんの生き様、死に様がお子様達にとって一つの命について考える良い機会となることを切に祈ります。」というメッセージも下さいました。

子供達は小さな命と過ごした9年間、そして小さな命との別れを通して、本当に沢山の事を学んだと思います。


尾添先生、お導き有難う御座いました。私達飼い主の傍らに静かに寄り添って見守って頂き、様々なアドバイスも頂いて救われる思いでした。

おやすみ。グレコ

今日は診療が終わり次第帰宅して、学級閉鎖で自宅待機中の息子たちと一緒にウサギのグレコを尾添先生の所(甲東動物病院)に連れて行くつもりだったのですが、その必要が無くなってしまいました。

お昼休みに LINE をチェックすると妻からの短いメッセージが来ていました。そこには「グレコが神様の傍に行きました。」と書いてありました。9年の短い寿命でした。

診療終了後に「一刻も早く帰宅したいから、片付けを急いで!」とスタッフをせかしておきながら、いざ車のシートに座ってから、なかなか車を発進できない自分がいました。

「まあ、帰るか・・・。」

子供達が家の駐車場に到着した私の車の気配に気が付いて出て来てくれました。胸には先週甲東動物病院に連れて行った時にグレコが入っていた小箱が抱えられていて、その中で彼女は白いタオルに包まれて静かに眠っていました。

お昼頃、小1の息子がゲージの中での彼女の異変に気付いて家族に知らせ、妻と二人の息子に順に抱かれながら息を引き取って天国へ旅立ったそうです。

昨夜リビングでグレコと一緒にいた時に、いつもより随分長い間私の指を舐めてくるので、「もう解ったから早く寝なさい。しんどいのに無理せんでもエエから。」と言っていたのですが、今から思えば最後のお別れの挨拶を言いたかったのだと思います。その後、グレコと共に成長してきた小5の長男が彼女をずっと撫でてやっていたのですが、そのまま二人でリビングで寝てしまったそうです。

その長男の悲しみの深さは相当なもので、幼い頃から一緒に過ごした思い出を口にしては泣いてばかりいます。

7年前、2才の時のぐっちゃん。

グレコを学校からもらって来た長女に至ってはまだ事実を受け入れられていない様子です。

うろ覚えですが、遠藤周作氏によると、死ぬ時には親や兄弟が傍に迎えに来てくれるので全然怖くないそうです。それを知ってか知らずか、次女が「グレコは御心(みこころ)のウサギだから、きっと今頃、両親や兄弟と一緒にイエス様の回りで嬉しそうにピョンピョン飛び回っているよ。」と言うのを聞いて妻がポロポロ涙を流していました。

誰も夕食の準備をする元気が無いので、ありあわせの物をちゃぶ台に並べて静かにお祈りをしました。ちゃぶ台の下には小さな小箱が置いてあります。リビングのちゃぶ台の下は彼女のお気に入りの隠れ場所だったのです。

小箱の中で真っ白い布に包まれた彼女、今夜はゲージで寝います。かわいい、美しい寝顔です。でも、明日には本当のお別れをしないといけないのです。

まだ夢を見ているようですが、それでも、先週甲東動物病院に連れて行った時に尾添先生から頂いた「年を越せたら、と思っています。」というお言葉のお陰で、私から「グレコはもうお婆さんだから、彼女との一日一日、一瞬一瞬を大切にしておくように。」と聞かされていた子供達も、お別れが遠くない事は予感していたようです。尾添先生、本当に有難う御座いました。

9年間一緒にいてくれてありがとうグレコ。神の下で安らかに眠れ。

Sponsored by ABO歯科クリニック(大阪)

梅田にある私の兄のオフィスはマウスピース専門歯科医院というユニークな存在です。

歯ぎしりにマウスピースは三田の英保歯科でも同様の製品が供給できるのですが、スポーツタイプになると梅田のABO歯科クリニックには敵いません。

特にバスケットボールのマウスピースに関しては兄が得意とするところです。その理由は?彼が元バスケ部で、自らの経験から「バスケットボール選手に快適なマウスピースのノウハウ」を知り尽くしているからなのです。

大阪 堺市の金岡体育館で行われている女子のプロリーグ。
インターネットテレビでも放送されているそうですよ。

先日は、プロのバスケットボール協会事務所に電撃訪問して「バスケットボール選手の歯を守るだけでなく最高のパーフォマンスを引き出すマウスピースを作り上げたい!」と熱く語ってきたそうです。

かなり目につくバナー広告。大阪のABO歯科提供です。

今回は女子トップリーグにバナーを出して思いをアピールしたそうですよ。

docomo さん、大変そうだなァ。

日曜日に故郷の宍粟市に帰ってきました。

80歳を超えた高齢の母親のスマホを最新型に変更するには家族の同伴が必要との事で、ドコモショップに付いて行ってきたのです。

私はずっと前から Sim フリー端末と格安 Simの組み合わせで月額1400円程度の通信費に抑えています。大手キャリアのショップには行った事がなかったので、今回ドコモショップに行く事を楽しみにしていました。そしてネットであらかじめドコモの料金体系などを詳細に調べて契約に備えました。

私は電気製品などのガジェットが嫌いではないので(リアルに購入したら、それに時間を取られてしまう事がわかっているので、Amazonや価格ドットコムで見て回るだけでほとんど買わないのですが)最新型スマホには興味があります。

 

年寄り向けのショボい端末は画面が小さくて年寄りには向かないのです。
今回母親には発売になったばかりのサムスン製トップエンドモデル (Galaxy Note 10+) を勧めてあげました。そして文字サイズを大きくして Amazon, Kindle, LINE, You Tube などの設定を行って使いやすいようにして上げました。

83歳の女性が最新型端末を使って Google 音声入力で LINE してきましたよ。「だいぶ慣れてきました。」と書いてありました。街で使っていてもカッコイイと思います。

ところで、docomo で最初に対応してくれたキャバ嬢のような若い女性の、わざと「意地悪」を言ってくる性格の悪さには閉口しました。「ちょっと他の機種を見てみたいので、一旦ここで。」と言って話を打ち切って、「MNPを取って格安 Sim だけ買いに上新電機に行こうか?でも高齢者には緊急時の接続安定性も大事だからここで我慢するかなァ・・・。」と考えていました。その時、他の女性スタッフが通りかかったので、その人に「スミマセン。続きの話を聞いてもらえますか?」と声を掛けて担当をチェンジする事に成功。この女性は比較的良心的な対応でした(「何たらサポートサービス」といった余計なオプションも、こちらから突っ込んだら渋々外してくれました)。

今回のように、私がお店でサービスを受ける側になった時にはどうしても一経営者の視点で見てしまいます。「大企業の docomo さん、ドーンと看板上げて沢山のお客さんが来るからスタッフも沢山必要で、店長さんも色々と大変そうだなァ。」と思いました。

でも、大手企業でカッコイイし、売り上げも凄いからいいよね。頑張ってね。