「院長日記」カテゴリーアーカイブ

田中尚喜「百歳まで歩く」を要約すると

ここ1カ月間、ほぼ毎日6キロ歩いています。今朝も歩いてきました。その結果みるみる体調が良くなってウエストが6センチ細くなりました。歩く事は健康の基本だとつくづく実感しています。

医学的には「正しい歩き方」をする事が大切だと思い、何年か前に15万部突破のベストセラーである田中尚喜先生の著書「百歳まで歩く」を(Amazon で中古で)購入して読んで、その歩き方を実践しています。

理学療法士が経験に基づいて書いた良書です。でもポイントは1つだけ。「内転筋」です。

皆さんも買って読んでみたいでしょ?でも本を買うと場所を取ってご家庭の断捨離の邪魔になりますよね?
という訳で、私が要点だけ教えてあげますからまずはそれを頭に置いて歩いてみてはいかがでしょうか?

この本の要点は「内転筋を意識して歩く」これだけです。

膝をチョットだけ内側方向に向けるように意識しながら足を前に出す様にして下さい。足を前に出す時に膝を10度程度内側に締める事を意識すると、太ももの内側にある内転筋が緊張します。この内転筋を鍛える事が末永く歩くためのポイントだそうですよ。

昔、凄く流行ったデューク更家さんのくねくねした歩き方もこの考えに合致しているのでは無いでしょうか?

顎咬合学会指導医・かみ合わせ治療認定医の私が、かみ合わせや姿勢の観点から付け加えるとしたら、

①胸を張って前を向いて歩く(下を向いたり、スマホを見ながら歩かない)

②体幹の筋肉を意識して歩く(腹筋と背筋を使って歩くイメージ)

③ショルダーバッグを片方の肩にかけたり、片手にペットボトルやスマホを持って歩かない。左右対称の姿勢になるようにリュック等を活用する事

毎朝一生懸命歩いていらっしゃる男性を見かけて知っているのですが、片手にペットボトルを持って、ガニ股(足を外側に踏み出す)でひどい猫背で歩いていらっしゃるので「折角頑張って歩いておられるのに、勿体無いなァ。」と思ってしまいます。

私は、歩く時には North Face のヒューズバックを背負って、胸を張り真っ直ぐ前を向いて、膝を締める事を意識して「コアマッスルで歩く。コアマッスルで歩く。」と頭の中で自分に掛け声をかけながら歩いております。

宜しければ、参考になさって下さい。

憧れていたUSA

中学校の時にポパイという雑誌に出会って以来、ごく最近まで「いつかはアメリカに住みたい」と本気で考えていました。そのために途方もない時間とかなりのお金を英会話の勉強に費やしてきました。ネイティブのような英語が喋れるようになりたいと思っていたのですが、情けないくらい上達しませんでしたけどね(笑)。

今から思えば、幼少期にかなり厳しく躾けられた上に中高一貫のスパルタ校の寮に入ったために、子供心にそういった「不自由」な状況から逃げ出したいという無意識の逃避願望が、ポパイという雑誌上で紹介されているアメリカの「自由」に対する憧れに繋がっていったのだと思います。

そういう訳で、2年ほど前までは本気で「元気なうちにリタイヤしてアメリカに移住できないものか」と思っていたのですが、最近その思いが急速にしぼんきています。それは一念発起して徹底的なモノとコトの断捨離を断行して、自分の価値観に正直になり、自分らしい歯科医院に変えて、そこで自分らしく生きるように努め始めた時期と一致しています。

自分の価値観に正直に生きるようになってから、歯医者になって良かったと心から思えるようになりました。

今は、素晴らしいスタッフとお客様に囲まれて平穏な気持ちで歯科医療に打ち込む事ができて本当に幸せです。

今となっては、もうアメリカに逃避行を考える必要など無くなってしまったようです。ここ、けやき台の診療所で気力と体力の続く限り素晴らしいスタッフに支えられながらお客様の幸福に貢献し続ける事ができたら、その方が遥かに幸せなのだろうと思えるようになりました。

スタッフ、そしてお客様には感謝の言葉しかありません。本当に有難う御座います。

ふるさと納税やってます

コロナで北海道が大変な状況ですね。観光客が減ってお困りだと思って、北海道を中心にふるさと納税をして、気持ちだけですが応援しています。

マルセイバターサンドやルタオ等を送って頂いて、娘達からは久々に「お父さん、凄いね!」と褒めてもらいました。

週末はこの三方六を開けて頂く予定です。

コストコでワイン購入!

今日は木曜日で休診です。妻の所要に付き合って大阪まで行った後に尼崎のコストコに寄って「ビンテージ甲州」というワインを2本買ってきました。

クリスマスシーズンで物凄い混雑。コロナどこ吹く風といった感じでした。
駐車場も超満車で、仕方なく屋上の端っこに停めました。


私は本当はお酒が大好きなのですが、思う所あって10年ほど前に禁酒をしました。でもこの2-3年は年に2-3回はお酒を飲む事を自分に許しています。

もうすぐクリスマスと、それから新しい年がやってきます。それぞれ1本ずつはワインを開けてお祝いしようと企んでいるのです。

2010年日本ワインコンクール銅賞受賞のこのワイン「ビンテージ甲州」は本当に美味しいですよ。お値段はたったの1298円。

あと2週間程度でクリスマスだ。このワインを楽しみにしておいて、一生懸命働くぞ!

お御堂で祈る少女のように

英保歯科に12年間勤務してくれていた受付のスタッフが事情により年度末で退職する事になっています。急いで代わりの人を見つけなければと、このHPで告知したり英保歯科の窓ガラスに求人中の張り紙をしたりしていました。

有難い事に、驚くほど沢山の方からご応募を頂戴しました。ただ、スタッフが後15日程度で交代しなければならない事などから、今回は歯科医院での実務経験がある方を採用させて頂く事にしました。ご応募頂きながらお断りさせて頂いた方には申し訳ない気持ちで一杯です。どうかお許し下さい。

英保歯科はシンプルでピュアな歯科医院です。澄んだ空気感に満たされています。

昔、お御堂で手を合わせ純心に祈る少女を見た時、キラキラとまばゆい程の光を放っているように見えた記憶があります。

新しく入ってくれるアソシエートにも、子供のように純粋な心で医療という仕事に接し、多くを学んで(多くを思い出して)、いつの間にかキラキラと輝くようになった姿を見せて欲しいと思っています。
英保歯科のマリア様、石塚先生のようにね。

今から楽しみです!

Ti Ultra & DTX 配備完了!

英保歯科では開業以来ずっとノーベルバイオケア社のインプラントを使用しています。20年前はブローネマルクシステムでしたが、数年前にはコニカルコネクションというインプラントに移行しました。

そのインプラントの表面性状に革命が起きました。Ti Unite から Ti Ultra へ変わったのです。生物学的に著しい改良が施されたため、英保歯科に準備されているインプラント全てを、その Ti Ultra へ変更すると同時に 3D シュミレーションソフトの DTX Implant とノーベルガイドというガイドシステムをフル活用して、最新鋭のインプラント治療を「楽しみ」たいと思っています。

DTX はNVDIAが入ったパソコンで動きます。3Dだからね。

私達歯科医師は、日々の診療が人生そのものです。ですからブランドの服を着たり高級車に乗ったりしなくても、最高・最新の医療に携わっていられるだけで、いや、その時が一番幸せなのです。

野球も面白そうだね

最近毎日休まず Walking しています。朝診療所まで約 2 km と、帰りに遠回りして約 4 km の合計 6 km 程度ですが、明らかに体調が良くなってきており、夜早く眠れるので良い事が多いです。
デメリットとしては、夜9時頃に末っ子と一緒に布団の部屋に行くので、妻と会話する時間が減ってしまう事です。ただ、日々の生活は子育てのためのルーチンを淡々と繰り返すだけなので、あまり困る事は無いですけどね。

一生懸命走っている人が多いので感心させられます。私もその時の気分で少し走ってみたりして、とにかく「ゆるーく、気持ちよく運動する」事を心掛けています。

この日曜日も天気が良いので歩く事にしました。末っ子が「一緒に行く」と言うので、「いいよ。自転車でついておいで。」と言って出かけました。

末っ子が「探検したい」というので寄り道。

駒ヶ谷運動公園に差し掛かった時に「ここを探検してみよう。」という事になり、テニス場やバスケットヤード、そして野球場などをウロウロ。

我が家の子供達は皆(学校や塾の先生や友達の影響を受けて)阪神ファンです。末っ子も野球に興味があるらしく、アマチュア野球の試合をやっていたのを見ながら、「凄い、凄い。僕もやってみたい」と感動していました。

都会と違って空気が美味しい!こんな素晴らしい環境のグラウンドで野球をすると気分も良いでしょうね。三田ってやっぱり良い所ですね。
選手の皆さんはさすがスポーツマン。ハツラツとしてとっても健康そうです。

アマチュアといっても本当に上手です。先週の金曜日にインプラントのオペをした男性が「日曜日に野球をやるつもりでしたが、メンバーが揃ったので不参加にしました。」とおっしゃていたのを思い出し、「ひょっとしたらこの試合に参加予定だったのかも知れないな」なんて想像しながら観戦していました。

素敵な素敵なリマインダー

御主人にはインプラント、奥様には自由診療の根管治療をさせて頂き、少なからず経済的負担をかけてしまったご家族がおられます。ご期待に応えるべく私も持てる限りの知識と技術を出し切って治療をさせて頂きました。残念ながら東京にお引越しされるとの事で、最後にお二人のお口の中の状況を写真などを使って説明させて頂くと同時に、東京に行かれてから、どのような観点で歯科医院を選択すれば良いかなどについてアドバイスをさせて頂きました。

説明も終わって(ひょっとしたら、もう2度と会えないかも知れないので)お二人と硬い握手を交わしてお別れをの挨拶をさせて頂きました。その後、有難い事にお礼の品を頂戴致しました。私達医療従事者は時々、このようにお客様からお気遣いを頂く事があります。一連の治療が始まる時や手術の直前等、様々なタイミングで頂き物をする事がありますが、一番感激するのは治療が完了した後や、このようなタイミングで頂戴した時です。常に全てのお客様に対して自分の魂を削って誠心誠意やっているのですが、それが伝わった感があって本当に嬉しいものです。

もちろん「有難う」のお言葉を頂戴するだけでも十二分に有難い事は言うまでもありません。

ご丁寧に、有難う御座いました。

今回は京都のイノダコーヒーを頂戴しました。学生時代を京都で過ごされたのでしょうか?地方大学出身の私からは、学生の街京都のカフェのコーヒーというだけで憧れの響きがあります。

きっと私がコーヒー好きで、毎朝豆をミルで挽いて飲んでいる事をブログで読んで知って下さっているのだと思います。それで豆のままで缶に入った商品を選んで下さったのだと思います。
このイノダコーヒーの缶が空になったら、コーヒーハウスから送ってもらったコーヒー豆を入れるようにして、ず~っと使い続けたいと思っています。
リプトンの紅茶のカンカンもそうですが、こういった台所の缶って使っているとアッという間に10年くらい経ちますよね。ちょっと底が錆てきたり、あちこちが凹んだりして、良い感じになってね。

空になってもカンカンをずーっと大切に使うぞ。錆させないように水気厳禁だ。
もう数年使っているリプトンの缶。
実家にあった黄色いデカい缶なんて何年使っていただろう?あれじゃないとダメみたいに。

実家の鈴蘭台に帰省される時にでも御来院頂きたいですし、お困りの事があれば LINE で連絡して頂ければと思います。


福寿醤油 from 徳島-幸せです!

息子さんが四国の国立大学医学部に行かれていた関係でしょうか、芦屋在住の素敵な女性のお客様から、鳴門の老舗のお醤油を頂戴致しました。
こちらの福寿醤油さんは創業190年。アメリカが建国240年程度ですから、190年もの長きに渡り、生きものである酵母菌を引き継いでいるのは物凄い事ですね。地球温暖化でこういった天然酵母の伝承が困難になりつつあると聞いた事があります。福寿醤油さんのような老舗には引き続き頑張って頂きたいものです。

私は年に1-2回しかお酒を飲まないので、同じ発酵食品でも
お醤油の方が遥かに嬉しいです!本当に有難う御座いました。

私は肉類を口にしないので、週末の夕食時にお刺身などを頂くのが一番の贅沢です。その時にこの歴史あるお醤油を使わせて頂きたいと思います。本当に楽しみです。
きっとブログを読んで下さって、私がどのような食生活を送っていて、どのようなものを好むかを考えて下さったのだと思います。有難う御座います。

最近、お客様から頂き物をする事が多く、しかも、このように「私(英保先生)に対する様々な気遣いや思い」が詰まった逸品を頂戴する事が多く、本当に幸せな事だと思っています。

マスコミやヤフコメ民にはケチョンケチョンに言われる歯医者という職業ですが、こんなに多くの方から感謝の言葉と共に、私に対する「深い想いやり」を頂戴できるなんて、歯科医師になって本当に良かったと思いますし、英保歯科・英保裕和の特徴を明確にし、それをインターネットを通じて継続的に発信し続ける事が、このような幸福に繋がっているとのだなと感じています。

そう考えると、インターネットを正しく使う事は大切で、そのパワーの凄さが解りますね。

早く診てあげて良かった

今朝の9時の出来事です。

9時にアポイントを頂いているお客様を待っていると、そのお客様から電話があって「少し遅れます」との事。了解です。
「ゆっくりで大丈夫だから、事故などの無い様に」と心の中で念じつつ、豆を挽いて入れた、香り高いレギュラーコーヒー(もちろんブラック)を飲みながら、今日行う予定のオペのCTなどをチェックしていました。

その時突然、32歳のイケメンの男性(Mさん)が、来春小学校に上がる息子さんと一緒に英保歯科に入って来られました。あれれ、彼の虫歯治療は丁度1週間後のこの時間のはず。受付から「今日診てあげられませんか?」相談があったので、持っていたコーヒーカップを机に置いて「今から治療できるから入って頂いて」と告げました。

この彼は30年以上一本も虫歯になった事が無かったそうです。少年時代にご両親がどれだけ食生活習慣に気を遣ってくれていたか想像ができます。愛情に包まれて育ってきたのでしょう。
ところが残念な事に、半年ほど前に「生まれて初めて」英保歯科で虫歯の治療というものを経験してしまいました。そして今回も。おかしな事にドンドン虫歯になってきています。
「ここ最近、食生活習慣が凄く変わったはずだ!」と確信した私は、治療終了後に彼に話しかけました。

私:「Mさん、最近甘い物を摂る頻度が上がっていませんか?昔と変わったような事が思い当たりませんか?」
Mさん:「そうですね。職場が変わって、(福利厚生で無料で飲める)缶コーヒーが山ほど置いてあるので、めっちゃ缶コーヒー飲んるんですけど、あれってヤバいですか?」
私:「缶コーヒー!加糖でしょう?そんな事すぐに止めて下さい。ブラックなら大丈夫だから、無糖の缶コーヒーを置いてもらって下さい。このままだと20年後には全部の歯がボロボロになって目も当てられませんよ。歯を見せて笑う事もできなくなっちゃうよ。」
Mさん:「砂糖入りの缶コーヒーってそんなに歯に悪いんですか?わかりました。今の職場に入る前はブラックのコーヒーを飲んでいたから、そのようにします。」

彼も息子さんも奥様も、家族全員が(予防の為に通院して下さっている)英保歯科のファミリーなのですが、この息子さんは先日の就学前健診で虫歯があったので「ウチの子が虫歯作ったらあかんやん(笑)。」とお母さんに言った事を思い出しました。

私:「Mさん、息子さんはヤ〇ルト飲んだりしていませんか?」
Mさん:「ヤ〇ルト?!ヤ〇ルトもだめなんですか?あいつヤ○ルト大好きでめっちゃ飲んでるんですけど。」
私:「そのうち上の前歯が溶けて無くなっちゃうよ。そもそも砂糖は歯だけでなく体にも悪から、(貴方のご両親がしてくれたように)親がコントロールしてあげないとダメですよ。」
Mさん:「わかりました。了解です!今日は間違えて来たのに、診てもらって有難う御座いました。」

私:「1週間早く診てあげて良かったよ。治療じゃ無くって、缶コーヒーを1週間早く止める事ができるからね。」
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どうやら、(親の愛情に包まれて大切にされていた時の)昔の彼のお口の環境に戻れそうです。話かけてみて、聞いてみて良かった。
机の上の飲みかけのコーヒーは冷めちゃったけど、ホッと安心できて、私の心は温かでした。