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愛子さまの歯並びが綺麗になっている!

愛子さまの歯並びについてのちょっとしたコメントをブログに書いた事があるのですが、今週それがバズってビックリしました。

「愛子さまの歯並び」がバズった日。この日 View が 838% 増加。物凄い事になりました。

英保歯科のHP経由でこんなメールまで届いていて更にビックリ!

メッセージ:英保院長に取材のお願いでご連絡しております。
院長日記に「愛子さまの歯並び」という記事があり、今回、ご指摘通りのタイミングで愛子さまが矯正されました。つきましては、愛子さまの矯正のタイミング、予想される期間や費用、歯列矯正のメリット(メンタル面も含まれるかと思います)につきまして、30分ほど電話での取材をお願いいたします。
大変急で恐縮なのですが、明日3日が締め切りとなっておりますので、まずはご予定などお知らせいただければ幸いです。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
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株式会社〇〇社『〇〇〇〇』編集部 記者
〇〇 〇〇

私は矯正専門医ではありませんので丁寧にお断りしておきましたが、ブログを書き続けているといろんな事が起きるもんです。

愛子さまの歯並びが綺麗になっているのを拝見して一国民として喜ばしい限りですし、流石、国際感覚をお持ちの雅子さまのお嬢様だと感心させられました。

男女平等のこの時代に、愛子さまが天皇になられる事に何か問題があるのでしょうか?私は美しい歯並びを手に入れられた愛子さまが日本国民の象徴として国際舞台で活躍なさる姿を見てみたいのですが、皆さんは如何でしょうか?

意図的抜歯・再植術(閲覧注意)

歯医者のブログだから、今日も歯の話。決して話題に困っている訳ではありません・・・。
えっと、今日は「残せそうにない歯を一旦抜歯して、位置を変えて再植した」という手術の写真をお見せします。見たくない人は見ないでね。明日は岡山大学に講義に行ってきますので、普段のようなブログに戻る予定です。

もう25年以上もずーっと真面目に、英保歯科に予防の為に通院して下っているご婦人。予防歯科のお陰で未だに一本も歯を失っておられません。「英保先生と出会えて自分の歯を全部保つ事ができています。」と言って下さいます。私達の想いが伝わっていて、嬉しいな。

その彼女も今では75歳を超えていらっしゃいます。今日、「銀歯が折れた」との事で(ドクターのアポイントで)来院して下さいました。

そのご婦人の歯。他の歯科医院で過去にやってもらった、左に写っている銀歯と同じような保険の銀歯がかぶせてあった歯が「ポキッ」と折れたそうです。神経が取ってある歯だから弱くなっていたのでしょう。何とかしてあげたいと思って頑張ってみたのですが、歯肉の中の方で折れているから(黄色矢印)どうしても残せそうにありません。

「抜かせて頂いて宜しいですか?抜いた後はインプラントになるかも知れません。お金がかかる治療になる可能性がありますが・・・。」とお伺いすると「ハイ。英保先生がおっしゃるのでしたら諦めがつきます。その後の治療もお金がかかっても、先生の言われる通りにしたいと思います。」とのお返事を頂きました。信じて貰えて嬉しいな。

神経を取ってある上に高齢なので歯根と骨が癒着しているのですが、なるべく歯を壊してしまわないようにオステオトームという器具を使って慎重に抜歯しました。上手い具合に歯を傷つける事無く抜歯できたので・・・。虫歯になっていた場所を歯肉の上に位置させて再植してみる事を(術中に)ご提案しました。

「英保先生にお任せします。」とのご返事。信じて貰えて嬉しいな。

抜いた穴の底にベータTCPという人工骨を填入しました。
これがベータTCPという人工骨。時が経てば吸収されてご自身の骨に変わります。
そのベータTCPの上に抜いた歯を植え直して縫合しました。虫歯の部分が歯肉より上に位置しています(青矢印)。

この後、この歯が骨に癒着するのを待ってみたいと思っています。癒着した歯根は徐々に吸収されてしまうのですが、運よく10年持てば85歳です。これが成功すればインプラントを避ける事ができると同時に歯を一本も失わずに済みますね。

このようなチャレンジングな治療は「歯科医師とお客様の信頼関係」が完全に出来上がっている時のみご提案が可能だと考えます。

歯科医院とお客様の信頼関係も夫婦の信頼関係と同様に、何年も何年もかけて築き上げるものなのです。彼女と私はその信頼関係が出来ているのです。

セラミックのかぶせを外して再治療した。これも予防歯科なんだけど、解る?

歯医者のブログなので、当然のように今日も歯の話です。(え、最近は車の話ばっかりだったって?そうだったかなァ?)

ずーっと英保歯科に予防に来て下さっているお客様の歯です。昔他院でやってもらったセラミックの歯の歯肉側が茶色になっています。「今ちゃんと修復し直さないと、ポキッと折れてきたりした時には抜歯してインプラントですよ。」と説明したところ、自由診療でやり直しされる事を選択されました。信じてもらえて嬉しいな。
根っこの先に病巣があります・・・。
セラミックの被せを外してみたら・・・。まあ、わかってたけどね。
銀合金のメタルコア(金属製の土台)を取り除いたところ・・・。まあ、わかってたけどね。
・・・。頑張って掃除しよう・・・。
根管充填剤というものを全て取り除きました。(青い所に入っていた)。これが大変な仕事なんです。
根っこの先っちょの近くにある側枝という所(黄矢印)にバイオセラミックスを填入する事に成功!これで病巣は縮小するはずです。
今回は土台にファイバーコアを使いました。黒い所は銀合金によるタトゥーで虫歯の取り残しではありませんからご心配なく。
丁寧に削って、技工士の先生にジルコニアセラミック冠を作ってもらいます。
ジルコニアセラミック冠を仮止めして使ってもらいます。具合が良かったらレジンセメントで接着します。

自由診療で20万円ほどかかりますが、これでこの歯の寿命を「グン」と延ばす事ができました。充分に価値のあるお金の使い方だと、私は思います。読者の皆さんの価値観からご覧になったら、どう思われますか?

できれば10年、20年と持って欲しいのですが、既に神経を取ってしまってありますからね・・・。祈る思いです。

私が言いたい事は「歯科医師がこれだけ頑張って、お客様は何回も何回も通院して、高額の治療費を払っても、元々の無垢の歯には戻せない」という事なのです。予防が一番シンプルで簡単でほぼタダである事をしっかり理解して実践して頂きたいと願います。

英保歯科的、前歯が欠けた時の治療方法

「先生、大変な事になりました。縫い物をしていて『グッ』と力を入れた時に、前歯が欠けちゃったんです。」
「どれどれ・・・。ホンマや。」

黄色の矢印の部分が欠けてしまっていますね。
斜め横から見たらこんな感じ。

見た目は全然気にならないし、痛くも何ともありません。舌触りも気になりません。でも、ここから虫歯にならないか心配で、詰めておいてもらおうかと思って、来ました。」
「そうですね。レジンで修復すれば一旦は綺麗にはなるよ。0.何ミリかは削って詰めるようになるけどね。」

エナメル質を一層(ほんの少し、0.2㎜か0.3㎜ 程度だけ)削って、接着剤を塗り、薄緑の範囲に「コンポジットレジン」をくっつければ全然目立たないレベルまで綺麗になります。一旦は
違う方の歯の写真ですが、そのように綺麗に修復しても、治療後数年から10年程経てば、詰めたコンポジットレジンや接着剤(高分子化合物)の加水分解が起きてしまい、詰めた部分に変色が発生します。この写真の黄色矢印で囲まれた範囲は何年か前にコンポジットレジンを詰めてもらったそうです。

加水分解はプラスチック製品の表面がだんだん「ベトベト、ニチャニチャ」になってくる、例のやつです。私達の身の回りも最近は中国製の製品ばかりになってきましたが、質の低いプラスチックは加水分解が早く進んでしまいます。例えば、100均の製品などは数か月でベチョベチョになってくる事がありますね。
歯科で使うコンポジットレジンは医療用で非常に高品質です。100均のそれとは比べものにならない程の耐久性がありますが、それでも加水分解は避けられないのです。

緑の所をレジンで修復したとして、10年後には加水分解が起きて変色するので更に大きく削って(青の範囲まで)再度詰めるようになります。

それから更に10年経ったらどうなるでしょう。一旦削って埋めてしまうと生きている限り「詰めなおし」が繰り返され、詰め物の範囲はドンドン大きくなって行きます。考えてみたら恐ろしい「負のサイクル」ですね。

お客様と相談した結果、「自分の歯並びや噛み癖を知って、これ以上破壊しないように気を付ける。見た目は全く気にならないという事なので、今回は詰めたりせずに定期的なフッ素コートだけで経過を見る」事になりました。それなら加水分解による変色とも無縁だからね。

この写真をお見せして、この方が前歯を欠けさせてしまった原因を説明し、そのような癖をやめてもらうようにお願いしました。

英保歯科ではこんな感じで、かけがえのないお客様の歯に簡単に手を下す事はしておりません。きっと、合う人には合う、変わった歯医者だな。

三田の紅葉を楽しむ(ちょっとだけ)

今日は自治会で防災訓練をしているようで、人見知り傾向の強い我が妻は緊張している様子で非常に機嫌が悪い。「代わりに訓練に出ようか?」と2回ほど言ってみたのですが「結構です!」と、かえって火に油を注いじゃった雰囲気です。ヤッバー。

「君子危うきに近寄らず」「逃げるが勝ち」「触らぬ神に祟りなし」と、色々な言葉が頭をよぎり、末っ子に「お父さん、ちょっと車にガソリン入れてくるけど、一緒に行く?」と誘ってみたところ「行く、行く。」との事。

まだ半分以上入っていた S660 のガソリンタンクを無理やり満タンにした後は青野ダム方面にドライブに行きました。防災訓練が終了した頃を見計らって帰宅する予定です。

車で10分も走ればこの風景。この空気。三田は本当に素晴らしい所。
テニスコートが充実している下青野公園ですが、小学生の息子にはとても楽しい場所だったようです。
デイキャンプを楽しむ家族もチラホラ。穴場で混雑していないので皆さんゆっくり楽しんでおられるようでした。

頃合いを見計らって帰宅しました。将軍様に粛清されないように玄関から2階の自分の部屋に直行。何とかセーフ。自分の部屋でコーヒーを入れて一息つきました。

このブログを書き終わった後は来週の木曜日に行う予定の岡山大学の最終講義の仕上げをするつもりです。引き続き自分の部屋に籠ってね。どうやら今日は、その方が良さそうだ。

世界錯覚コンテスト第2位の作品

今日の土曜日は死ぬほど忙しかった。昼食を流し込む時間があったのが奇跡でした。
夕方帰宅してみると、妻も疲れ果てている様子。晩御飯の準備をさせるのが可哀そうなので、「北区のイオンのフードコートにうどんでも食べに行こう。」と誘って家族のオッケーを貰いました。
私と末っ子はたこ焼きを、中学生の息子はハンバーガーやケンタッキーフライドチキンなど「たまの週末なら食べても、まあOK」とされているジャンク系の食べ物をここぞとばかりに食べておりました。

その後一階の催し物フロアを通る際に面白いイベントをやっていて、「へー、こんな世界があるんや。」と、感心させられました。

普通に見たら丸い造形が鏡に写ったら四角に見える作品です。こんなのご存知でした?

歯科医師はミラーを使って歯を見ながら治療をする事が多々あるのですが、直接見て確認する事の大切さを思い知らされた出来事でした。

S660-過去最高に楽しい車

昨日は休診日でしたが、就学前健診や月末の事務作業で一日忙しくしておりました。精神的に消耗して疲れ果ててしまい、夕食を食べた後はお風呂に入る元気も無く末っ子と布団の部屋に直行してすぐに眠ってしまいました。
4時間ほど経って深い眠りから覚めたのでお風呂に入り、事務作業の残りをやってしまいました。これでやっと自由です。時計を見ると夜中の1時・・・。

娘が起きていたので「お父さんちょっと車で走ってくるわ。ストレス解消や。1時間位で帰るから先に寝といてな。」と告げて深夜のドライブに出かけました。

我が愛車 S660 の車高は1180㎜と今買える国産車の中で最も低いのです。それ以下となると外車になって、ランボルギーニ・ウラカンLP580-2:全高1165mm 、ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4:全高1136mm 、ロータス・エキシージ スポーツ350:全高1130mm 、ケータハムSEVEN160:全高1090mmとなってきます。ミッドシップ FR レイアウトの S660 がいかにスポーツに振った車かと言う事が(車好きの方には)解って頂けると思います。

2ペダル(オートマ)で制限速度内で流しているだけでも、下手に図体がデカく車重が重い車とは比べものにならない程のドライビングの喜びがあります。私は今までNAロードスター、フェアレディZ、セリカGT-Four、NCロードスター等に乗ってきましたが、この S660 の方が遥かに楽しい車です。過去最高に楽しい車と言えるでしょう。

若い頃に聞いた洋楽を流しながらのドライブ。海岸沿いならいいんだけど、北区のあたりを流しています。住宅地なので信号で停まった時は音量をグッと絞って静かに、静かに。DJ YOHJI 函館のセンスと腕の良さはには感心します。是非 You Tube で聞いてみて下さい。

これで隣に優しくて可愛いいガールフレンドでも乗っていたら文句なしなのですが、我々妻帯者にはそのような人権はありません。男性諸氏、ソロクルーズで諦めましょう・・・。

コンビニでこれを買って一息つきました。明日があるからそろそろ帰って寝ることにします。

S660 を買おうかどうか迷っている車好きの方。実用性皆無なので事実上セカンドカーとしてしか所有が許されない贅沢な車ですが、私はお勧めしたいと思います。

けや小の就学前健診に行ってきました

今日は木曜日で休診です。午前中は来週の岡山大学の講義のプレゼン作り、午後はけやき台小学校に出務してきました。

就学前の子供達が怖がらないようにと、このような看板が用意されていました。
ここから入ってね。
100人近い子供を1人で診ます。かなり大変ですが頑張ります!

治療していない虫歯を持っている子は少なく、けやき台の住人の健康志向の高さを物語っていました。

Buddy, 元気ですか?

岡山大学歯学部の卒業生の団体があります。定期的に発行されるその会誌には近況報告のコーナーがあって同級生の名前が挙がっていたりすると「オッ、あいつ元気かな?」と思って最初から最後までしっかり読んでみる事が多いのです。

そのような感じで知人の名前を見つけて読み始めたのですが、内容は「ガンと戦っている」との報告で愕然とさせられました。「あの元気な○○先生が・・・。信じられない・・・。」

「私の同級生もそのような年齢になったのか。つまり私も。」と思い知らされる出来事でした。

しばらく会っていない、他の皆は元気にしているのかな?

岡山大学歯学部出身の先生方は連絡先がわかるのですが、それ以外で音信不通になっている友人の事が気になります。例えば、学生時代にサーフィンに一緒に行っていた広島の K. F. 君とか・・・。気のいい奴で一緒にいてとても楽しかったのですが・・・。今はどこにいるのかな?元気にしているのかな?

K. F. 君や仲間と軽四のバンで通った浦富海水浴場。

そのような友人達に、できる事なら再会したいものです。

終日カンズメで勉強、勉強でした。

快晴で絶好の行楽日和でしたが、7時に起床し、8時26分のJRに乗って大阪に向かいました。大阪口腔インプラント研究会の例会に出席するためです。
終了が17時半。朝から夕方まで治療の勉強・勉強・勉強。流石に疲れました・・・。

こんなに良い天気なのに、夕方までずーっと勉強か・・・。ご丁寧にランチョンセミナー(昼食の
弁当を食べながら講義を聞くプログラム)まで設定されています。トホホ・・・。
学生時代からずーっと、いつでも、どこでも一番前が私の指定席です。せっかく参加するのだから一番前でしっかり勉強します。

コロナの緊急事態宣言が緩和されて社会的にも多少の会食や飲酒が許される雰囲気です。勉強会が終わった後、ソーシャルディスタンスを確保して懐石の食事を頂きました。久し振りに歯科医師仲間や岡山大学歯学部の後輩と食事をして、お酒も頂いて盛り上がりました。(コロナがあるので本当はまだまだ盛り上がったらダメなんですけど、「岡山大学万歳!」と、後輩と盛り上がっちゃいました。)

向かいには人が座っていないという、コロナバージョンでの会食でした。やっぱり肉は無理でした。

約10年間禁酒していたのですが、友人のYさんと旨いワインを飲む癖が付いてしまい、最近は事実上の解禁状態です。またしばらく禁酒して、次の会食の時にはドカーンと楽しみたいと思っております。ゴメンナサイ。