セファロ君、パノラマ君、26年間ありがとう

先週の土曜日、診療が終わる午後3時頃にアサヒレントゲン(株)の森岡様他2名のスタッフの方が英保歯科に来て下さいました。私が33歳に開業した時からずっと大切に使ってきたアナログ式のレントゲン装置2台を解体・撤去する為です。

左はセファロ君。右はパノラマ君。長い間私に付き合ってくれて本当に有難う。君達が居てくれたおかげで、正しい診断と良い治療ができたよ。感謝しかないよ。
解体作業が始まりました。大切に使ってきたのですが、心臓部に相当する管球が弱っており、もう修理の部品が無いのでデジタル機に移行するしかないのです。画像の美しさはアナログフィルムに軍配が上がるのですが、しょうがないね。
作業が始まると同時に急に大雨とヒョウが降り出して、しばらくするとピタッとやみました。セファロ君とパノラマ君の涙雨か?なんて思いました。
見るに忍びない姿。時代を感じさせるフルアナログの内部構造。でも、アナログ構造の頃は「もの作り」が楽しかった良き時代だ。
普通の2倍はある広いレントゲン室。

開業した時はインターネットが世に出始めた頃です。当時はWiFi などなかったので LAN ケーブル用の配管を診療室のあちこちに隠し施工しておいたのですが、(昨今、セキュリティーの関係から有線 LAN に回帰する必要が出てきたため)それが今頃になって役に立っています。

ただ、レントゲンがデジタルになるなんて夢にも思ってもいなかったのでレントゲン室にはLAN 用の配管は来ていません。

信頼できる工務店さんにお願いして壁紙と照明を新調してもらい雰囲気がソフトで明るくなりました。レントゲン室は壁全面に鉛が入っており音が反射してエコーが効きくので、一人カラオケには持ってこいの部屋になりました。スマホカラオケで一曲歌ってみたかどうかは秘密です。

今日の9時から新しい装置の設置が開始されます。楽しみです!