「なんか、人生、楽しいなァ」

今日は午後に雨が降りましたね。

お隣のけやき台こども園の保護者の方に、「天気の悪い日は英保歯科の駐車場の指定された区画が空いている時に限り、そこに一時駐車して頂いていいですよ」とお伝えしていますので、ハザードを点灯したベンツやレクサスが停まり出すと「あ、雨か。」と思う訳です。

「あ、雨が降り出したな。」

一方私は自転車で出勤していたのですが、スマホの天気予報では曇りだったので雨具を持って来ていませんでした。
「軽四で来たら良かったなァ。夕食時は嫁さんも忙しいから、迎えに来てなんて言えないし・・・。」

意を決して、ユニクロのパーカーのフードを頭に被り、リュックの紐を締めて、「エイヤッ」と雨の中に自転車を漕ぎ出しました。走り出してみると・・・

ウッデイタウンは空気が奇麗で植栽も多いので、雨の匂いと、雨に濡れた土の匂いが、自転車を漕ぎながら息を吸う度に美味しく感じられます。それに、パーカーやリュックに当たる「パラパラ」という雨の音はテントに当たる雨の音と同じで、それを聞きながら走っていると、ちょっとしたアウトドア気分になってきました。

気が付くと、雨の中の自転車漕ぎを思いっきり楽しんでいる子供のような自分がいました。
そして「なんか、人生、楽しいなァ。」という言葉が無意識に口をついて出てきました。

家庭は妻に主権があるので男には何とも出来ませんが、英保歯科は私の個人商店ですので、私の思うように舵を切る事ができます。たまには中小企業でも良い事があります。

で、数年前に思う所あって「モノ(コントロール出来ていない自分の物欲の結果と、見栄張りの為に買い揃えた品々)とコト(自分の邪念故に捨てきれない不毛な人間関係)」の徹底的な断捨離をスタートしたのですが、それ以来、ゴジャゴジャしていた自身の歯科医師人生がスッキリした日々の連続に変わり続けています。

今では快適そのもので、素晴らしいお客様と素晴らしいスタッフに囲まれて歯科医師という仕事を心から楽しませて頂いております。

そのような平穏な心の状態だからこそ、土砂降りの雨の中の自転車漕ぎですら楽しく感じられたのだと思います。

「捨てる」「買わない」「縁を切る」「関わらない」って大切ですよ。

とか偉そうに言ってる私も、しょっちゅう「つい、買っちゃった。」や「同調圧力に負けて付き合っちゃった。」なんですけどね。