人の優しさが身にしみる

コロナ禍の真っただ中ですが、今回ほど人の優しさが身にしみて、今回ほど「歯医者になったのは間違いじゃ無かった」と思えた事はありませんでした。

医療従事者やその家族がまるでバイキンのように言われたり偏見の目で見られたりするニュースを見聞していましたので、医療機関である英保歯科の運営や今後に関して決断と舵取りが迫られています。

英保歯科という船の船長である私は何があっても、船が沈没する最後の最後まで下船する事はありません。その一方でお客様はもちろんスタッフにも「不安を感じた時には下船する」自由があります。

スタッフに希望を確認したところ、ほぼ全てのスタッフが「船長と一緒に船に残る」と快く意思表明してくれました。また、複数のお客様から「ずっと前から英保先生のところは『奇麗に掃除してあるな。清潔だな。』と思っていたので全く心配していません。頑張って下さい!」というお言葉を頂戴しました。本当に勇気づけられました。
きっと歯科衛生士の先生の予防治療をキャンセルせずに来て頂いているお客様全員が、口に出さなくても同様に思って下さっているはずです。

マスコミでもテレビでもネットでもあまり良く言われる事がない「歯医者」という職業ですが、この有事の時に地域の皆さんの温かさに触れて、このウッデイタウンという地で歯科医師としての人生を送らせて頂いている事に深く感謝した次第です。