歯の手入れも「中庸」を意識して

昨日は健康の維持に於いて、「中庸」である事の大切さと難しさについてお話しました。

歯の手入れに於いても「中庸」を意識する事がとても大切です。

A さん:「歯はほとんどまともに磨かないし、フロスなんか生まれてこの方やった事が無い。そもそもフロスって何?壁紙の事かい?」

B さん:「外見が芸能人のようでありたいと本気で思っている。歯についても同様で、真っ白になりたい。だから暇さえあれば歯磨きを長時間やっているし、歯間ブラシやフロスをガンガンやっている。スーパーマーケットで「歯を白くする」と謳っている歯磨き粉を見つけたら即買っちゃいます。」

このお二人共「中庸」からはかけ離れているように思います。A さんは虫歯と歯周病で歯を失うでしょうし、B さんは歯肉がひどく下がってしまったり、知覚過敏になったり、粗悪な研磨剤が入った安物の歯磨き粉で歯を擦り減らしてしまったり、場合によっては(自分が歯ブラシやフロスで付けた傷のせいで)生臭い口臭がしだす可能性まであります。過ぎたるは及ばざるが如し、です。

歯の手入れ一つにしても人生の先々の事まで良く考えて、常に「中庸」を保つように心掛けて下さい。(私自身、ストイックでな所があってセルフコントロールが下手なので、偉そうな事は言えないのですが。)