ドッグベストセメントについて

英保歯科に遠方から来て下さるお客様の何%かは、尼崎や三ノ宮の歯科医院でドッグベストをしてもらった歯の調子悪いとの訴えです。

私はドッグベストセメントを使った事がないのですが、これらの患者様の歯の経過を拝見すると、ドッグベストセメントは謳い文句程は結果が出ていないような感じがします。

その一方で、巷では最近はほとんど聞かなくなった 3Mix-MP 療法ですが、こちらの方は上手に使えば神経を取らずに済む事が多々あります。

但し、英保歯科ではオリジナルの 3Mix-MP 療法とはかなり違った使い方をしています。①抗菌薬の種類を変えて歯の変色が起きないように配慮している(この新配合のものをi Mix と呼んでいます)点 ②ほとんどの場合は約1週間程度で抗菌薬を完全に除去してしまう点、の2点がオリジナルの 3Mix-MP 療法と根本的に異なります。

防湿や拡大などの歯科治療の基本原則はしっかり守り、更にそれに加えて徹底的に殺菌するために抗菌薬を使わせて頂いております。

「冷たい物や熱い物がしみていたが、ついに痛みが出だしたので来ました」という場合でも(ある程度若い方なら)この i Mix 法(3Mix-MP 療法の改変法)で神経を残す事ができるのです。(通常は神経取って銀歯の被せですね。)

ドッグベストセメントの結果は他院の処置の経過から知るしかありませんが、英保歯科の i Mix 法の方が比べ物にならない程安定した結果が得られているのでは?と実感しております。