東灘から、ようこそ

絶好の行楽日和の今日、岡本からお客様が相談にお見えになりました。歯全体の事でお悩みがあるとの事。真っ直ぐな感じの、素敵な女性でした。

岡山・倉敷のお生まれとお聞きして、岡山大学出身の私はそれだけで親近感が湧くのですから、自分でも単純だと呆れます。

現在はプロのバレエダンサーとの事で、20歳の頃に大学と芸術の両立のために文字通り「命をかけて」取り組んでいたとの事です。その頃の無理が少なからず、現在の歯の状態に影響しているようでした。

私も大学時代ウインドサーフィンが上手くなりたくて、12月でも裸足で海に入っていました。「とにかく上手になりたい」という一心で、荒れる真冬の海での命の危険など考えてもなかったのですが、若い時はそんなもんですね。

今後は、歯のお悩みが少しでも少なくなるように、もう過ぎた事は思わずに、予防に努めて、未来を見て前向きに行って頂きたいと願いました。

フェイクに踊らされないで!

昨日も「6歳までの家庭環境と食生活習慣」が決定的にその人の人生を決めかねない、というお話をしました。

皆さんも普段、家庭では子供の健康を守りたい父親だったり母親だったりする訳ですが、毎朝、(電車に乗って大阪に向かい)職場に着く頃には「社員の一人」に変身していますよね。そして真面目な人ほど最優先に考える事は「会社に(経済的)利益をもたらすにはどうしたら良いか」という事だと思います。普通はそうでしょう?

そうすると、「いかに数多くの商品を売るか」「いかに多くのお客様にご来店頂き、お店でお金を使ってもらうか」「安く仕入れて高く売る手立てはないか」といった事を第一番に、常に真剣に考え続ける訳です。それが仕事であり、地球環境や消費者の健康を最優先するのではないのです。

私達は、会社にいる時はなぜか疑問を感じず、それが善として存在する社会で生きているんですね。そして誰も悪い訳ではないんです。

そういった世の中でマスメディア、インターネットやSNSなどを使って「魅力的に見える、感じる」ようにイメージ操作がドンドン行われます。
ある事に対して「いいな、羨ましいな」と “Like” を押して反応する人が多ければ多いほど、企業やマスコミはますますその方向に注力して、その事がまるで転がる雪だるまのように加速度的に「ますます魅力的に」見えるように作ってきます。会社が儲かるから、そうするんですね。
これは完全にイメージであって、私達が経験や体験で得た「真実」ではないんですね。

昨日ご紹介したコークのCMや、昔のタバコのCM、最近のお酒のCMなどはその最たるものでしょう。あんなにカッコイイ、あるいは美しく健康そうなモデルさんが、缶入りの安い発泡酒を毎日毎日飲んでいると思います?若さと健康を維持するために違う物を食べたり飲んだりしているはずですよね。まさにイメージ操作ですね。

物事の本質を見抜いて、フェイクに踊らされないようにしたいですね。私も気をつけます。

90歳になりましたね。

英保歯科の開業当初から予防のために通院して下さっているご婦人。15年位前にお一人になられて、フラワータウンのマンションに引っ越しされてからはバスで通院されています。まあ年に3回だけですから、さほど負担ではないでしょうが。

65歳位で英保歯科のお客様になられた彼女がついに90歳になられました。予防歯科を継続して受けられているので、恐らくここ20年ほどは私が歯の治療をした事がないと思います。歯は28本全て揃っていますよ。
年齢は90歳ですが、耳も良く聞こえて受け答えも完璧で、そうですね、73歳くらいの感じでしょうか。

60歳を超えた頃から、年の取り方(老け方)は個人差が凄いですが、歯の状態と無関係では無いと思いますね。

90歳の彼女の歯と健康状態が良く、非常に若々しいのは、「ここのところずっと英保歯科で予防歯科を受けているから」でしょうか?
それも多少はあると思いますが、「6歳までの家庭環境と食生活習慣と親のしつけ」が良かったのだと想像します。家庭にお金があって裕福だったという意味ではありません。むしろ戦争中の食べ物が無い時に粗末な食事で幼少時代を過ごした人の方が、老後歯が良かったりしますので。

まあ、戦後世代の人はほぼ全員、加工食品(精製砂糖類と、精製小麦粉=いわいるコナモン)に歯と体をやられてしまっていますので、とんだ災難ですね。大企業のCMで、イメージ操作されて騙されちゃうからね。

例えばこれ。昔のCMですが、CGで修正できない時代の映像作品としては、今でも非常に評価が高いものです。
【CM 1987-89】Coca-Cola “I feel Coke.” 30秒×3 60秒×11

これだけコーク飲む生活習慣で、この美しい歯は無いと思うけどね。外資系の企業だから歯が奇麗で、歯を見せて笑う事のできるモデルばかり集めて見事にイメージ操作をしていますね。

言わんとする事がわかりますか?「何の事かわからない」という人は、私のブログの過去の予防歯科の所を参考になさって下さい。

 

シノラー、懐かしいね。

篠原ともえさん。シノラーっていう言葉がありましたね。

私はテレビを捨ててから20年近く経ちますので、彼女が今現在、どのようにご活躍か知らないのですが、当時は八重歯が目立つ元気な少女として大人気でしたね

40歳の篠原ともえ結婚!トヨタなど広告手掛けた37歳イケメンと – SANSPO.COM(サンスポ)

彼女も40歳という年齢になって、歯を大きく触って「完璧な」歯を手に入れましたね。奇麗になっていますね。

他の芸能人もデビュー当時は八重歯で、年齢を重ねた頃には別人のような奇麗な歯並びという人が多いですね。

どうせ矯正するのなら、できれば中学か高校のうちに始めておいた方が、楽だし、奇麗だし、良い事が多いですよ。

歯科の往診の光と影

一般的に、健康保険や介護保険の資金をある所に重点配分すれば、撒いたエサに集まるようにその界隈が賑やかになります。

厚生労働省は歯科医師が過剰である(と思っている)ので、要介護の方のおられる家庭や施設に往診に行くように「政治的に」「誘導」しています。
最近、多くの歯科医院がその「誘導」により往診をするようになりました。旨味が多いので往診専門の歯科医院も出現して、すでに供給過多の兆しがあり、いずれにしても、要介護の方には朗報だと思います。

今日の英保歯科での出来事。90歳近くになる男性が「前歯の差し歯が折れた」との事で、2年ぶりにお見えになりました。この男性は、鬱病を患っておられるお嬢様と2人暮らしで、「娘のためにも、しっかりしなくちゃ」と努められていた感じがあって、大変そうだなと思っていたのですが、今日お見えになった時には状況が変わっていました。
この2年間の間に、男性が認知症になって、むしろお嬢様の方がしっかりとして彼を英保歯科に連れて来て下さったのです。
拝見すると、前歯の差し歯が歯肉の深い所でポッキリと金属の土台を残して折れてしまっており、もしも、超音波切削機や顕微鏡などの器機が無い環境だと「抜くしかない」ような歯でした。つまり、往診だと「抜歯して入れ歯」という事になるのでしょうが、頑張って歯科医院まで連れて来て頂きましたので、顕微鏡や防湿装置ZOO、ファイバーコアなどの機器や機材を駆使して「何とか一生持つ程度(つまり10年位)」の治療をする事ができました。お帰りになる時には前歯に歯が入ってお嬢様も喜んで下さいました。入れ歯にならずに済みましたので手入れも簡単ですね。

往診で受ける治療と歯科医院で受ける治療が全く同等である事が理想ですが、実際には不可能です。

往診には良い点も沢山あり、助かっておられる方も山ほどおられるのは事実ですが、厚生労働省が過剰歯科医師を往診に誘導している事が「総合的に見て」良いのか悪いのか?

私にはわかりません。

令和スタート準備完了!

10連休が終わろうとしています。

私は学会で東京に行った以外は淡路島に行った程度で、後は自宅でのんびり過ごしていました。

昨夜は庭でBBQをして家族と盛り上がっていました。ホットプレートを庭に持ち出して焼いただけですが、それでも充分過ぎる位に楽しめましたよ。

子供達はまるで遠くに旅行に行ったかのような盛り上がりようでした。あるイベントが楽しいかそうでないかは、参加者自身の感じ方や捉え方に大きく左右されるのではと思います。無邪気に楽しんでいる子供達を見ていて、「ちょっとした事でも、楽しく前向きに感じられる純粋な心を失わないようにしたいなぁ。」と思いました。

皆様はいかがお過ごしでしたか?
旅行に行かれた方も多いのではないでしょうか?
皆様は旅行に行った時の思い出として、どのような事が記憶に残りますか?

私は、どちらかと言うとモノよりヒト、つまり、現地の人とのちょっとした会話などが強く記憶に残ります。過去に行ったのは台湾、アメリカ、ポルトガルなど。どこも最初に思い出すのは「現地の人との会話のシーン」です。

英語は万国共通語です。英会話ができると世界中どこに行っても会話ができて、便利だし楽しいですね。

淡路島でグアム気分

家族に「ゴールデンウィークなので、せめて淡路島に行かない?」と誘ってもらいました。
由良にいけすがあって釣りが出来るので行ってみたいと息子達が言います。そのくらいの家族サービスならお安い御用なので、すぐに出かけて行きました。


釣りの方はゴールデンウィーク中で休みのようでした。さすが淡路島。水産物と農産物に恵まれて、特に食べるのに困っていないようで、商売っ気の無い事です。


強い日差しと真っ青な海と上空を飛ぶ関空からのジェット機の爆音は、まるで沖縄かグアムじゃないですか!キンキンに冷えたビールを飲んでスマホでAFN沖縄(米軍放送)を聞いていると、気分はすっかりグアム(実はすぐ横では地元の人が海草を集めたりしていて、思いっきり淡路島なんですが・・・。)です。

ビーチに戻ってみると、妻と子供達は海岸のゴミ集めをしています。私も慌て参加しました。
吹上浜に行っても、小さな名もないビーチに行っても妻はいつも黙々と打ち上げられたゴミを集め始めます。家族も真似をしてゴミを集め始めます。ゴミ袋に4つの大量のゴミに加えて、クーラーボックスや布団、巨大なポリのゴミ箱の残骸など、充分な収穫がありました。
皆さん海岸のゴミ拾いをした事がありますか?やってみたらわかりますけど、すごく楽しいんですよ。
環境に全く負荷をかけない遊びだし、波の音と潮風を楽しみながら作業をすれば、プラスチックや空き缶などのゴミだらけだったビーチがドンドン綺麗になっていくので、達成感があり本当に嬉しいものです。

ウッディタウンでも高齢者の方で毎朝公園で体操をなさっている団体がありますが、終わった後に誰かが毎日5分か10分だけで良いので、歩道の草引きや落ち葉集め(清掃奉仕)をして下さったら、どれだけ住人に与える良い影響があるか(環境、道徳的規範、高齢者に対する敬意、若者の気付き、そして高齢者自身の気付きなど)わからないほどだと思うのですが、誰か始めてくれないかな?

休みもあと少しですが、しっかり充電して週明けから万全の体調で、集中力を持続できるように体と心の準備を始めますね。

休日のイベント

多くの友人が海外で過ごしている今年のゴールデンウイークですが、私は息子達とあかしあ台公園や平谷川に自転車で出かけるような超地味な過ごし方です。実は結構楽しいんですけどね。

そんな事で、我が家の休みの日のお話しを。

砂糖入りの既成の市販のジュースが想像以上に歯と体に良くない事は過去に何度も申し上げております。我が家ではカゴメの野菜生活などの野菜ジュースを含め、パックやペットボトルに入った既成のジュースを買うことはありません。

その代わりといっては何ですが、休日の朝食後や夕食後などの家族全員が揃う時に開催される「プチイベント」があるのです。

我が家のクリスマスプレゼントにサンタさんが持って来てくれたのはゲームでもラジコンでもありませんでした。小学校5年生の兄にはフライパン。小1の弟にはブレンダーでした。

このゴールデンウイークのように、食後に家族が揃ってリラックスして歓談していると、誰からともなく「ジュース作る?」という声が上がります。

小1の子は「待ってました!」とばかりに飛んで行って、マイブレンダーを引っ張り出してきて、バナナとイチゴと牛乳(当然ながら砂糖は入れません)などの天然素材をブレンドしてジュースを作ってくれます。

蓋が上手く出来ていなくて飛び散ったり、材料の入れ方がマズくて上手く回らなかったり、兄もやってみたくて手を出したりと、大笑いしながら、結構楽しく盛り上ります。

既成の砂糖入りのパックのジュースを冷蔵庫から出してきて、開けて注ぐだけとは違って、子供の歯にも体にも優しく、心にも良い効果があるように感じます。

休日限定のイベントですが「家族が揃っている平和な休みに感謝して楽しむ」非日常感は捨てたもんじゃないですよ。

 

たぶん間違っています。たぶん。

このような記事が急上昇だそうです。

日米歯科技術は”メジャーと高校野球”の差(プレジデントオンライン) – Yahoo!ニュース

この記事の内容の一部は間違っているのでは、と想像しています。(エビデンスがなさそうだし、真面目に読むと心が乱れる可能性があるのでまともに読んでいません。悪しからず。)

米日国民の歯を大切にする意識は“メジャーと高校野球”の差(アボシカオンライン) – Yaboo!ニュース

だったら読むと思います。

歯科治療の技術の差とは治療設備や機器などのハードの面で全てが決まるものではなく、それを運用する人(ソフト)の優劣も大きく影響します。むしろ後者の方が大切であるのは、一般の産業と全く同じです。

私はほぼ毎年、米国と日本の顕微鏡歯科学会に参加して、両方の歯科医師の治療例を見ています。そしていつも思う事は「日本人はきっと世界一器用な民族だな」という事です。

器用さで言うなら日本人歯科医師の方がメジャーですね。イチローを見ても、他の競技や芸術を見てもわかりますよね。(保険治療の存在が日本人歯科医師の能力発揮のチャンスを完全に削いでしまっていますが。)

昔の新聞記者(マスコミ)のイメージは、「ブルジョアや社会の悪を糾弾する」ために、タバコと中華のてんやもんと寝不足の不規則な生活を送りながら、自身の健康と歯を犠牲にしてでも記事を書くのが使命という感じでしたが、きっと今時の記者さんはライフスタイルも健全で、予防歯科も実践されて健康な歯をお持ちになっていると思います。

プレジデントという所は妙に日本歯科界糾弾の記事が多いのですが、上層部に歯医者で辛い思いをした人でもいるのかな?
昔のブン屋じゃあるまいし、今時のマスコミ界に歯で苦労する人なんていないか。

Next Stage

昨年の12月から毎朝30分の朝活英会話を続けています。

中学1年生の時に「ポパイ」という雑誌に出会って、アメリカ西海岸のカルチャーに強烈な憧れを感じるようになりました。すぐにでもカリフォルニアに飛んで行きたかったのですが、親の期待に応えるべく日本で歯科医師になって働いております。
しかし、できれば死ぬまでに「自由の国アメリカで暮らす」という、若かった頃の希望を叶えたいと思って今も「いざ鎌倉」のために英会話の勉強を続けています。

朝6時からの1時間の予習と7時からの30分のオンライン授業、夜の1‐2時間の復習を毎日行っていますが、悲しいくらい上達しません。止めた方が早いし楽になると思う事がしょっちゅうですが、「もう一日だけ、もう一日だけ」と自分に言い聞かせて、頑張ってみています。

それでも、継続は力なりで、実際に使ってみると、少しは上手くなっっているようです。今回の学会でもある程度のコミニュケーションは取れました。回りの先生から「英保先生は英語が喋れるからいいですね。」と言われたのですが「英語が喋れるんじゃなくて、ただ英語を喋りたいだけなんです。」とお答えしました。

令和を引っ張る世代の皆さんが予防歯科をしっかり実践してくれて、私の三田での歯科医師としての役目が終わったらすぐに米国に移住して「防湿装置ZOO」を世界に広める活動をしたいのです。

いつか夢が叶うといいな。