稀に見る醜さ:雑誌プレジデントの思考回路

President:〈主に米〉〔会社の〕社長、代表取締役、頭取

プレジデントという雑誌があります。何度かコンビニで立ち読みした事があるのですが、内容や思考回路が「?」で、「本当に物事が見えている、有能な社長、代表取締役、頭取」が読む本では無く、「自分は学歴もあって優秀なので会社の要職に就けるはずだ」と勘違いしている人の愛読書だと思います。

その理由?下のリンクの記事を読んで下さい。

出身大学でわかるいい歯医者ヤバい歯医者 | プレジデントオンライン

これを読んで素直に「そうか。納得だ。Fラン大学出身の歯医者ははヤバいな」と思われた方は相当に危ないですよ。雑誌プレジデントより「ウサギと亀の話」を読んだ方が良いですよ。

出身大学や大学の偏差値はたった20歳前後までの人生の結果であって、受験勉強の出来は家庭環境や親の考え方に大きく左右されるものです。むしろ、その後の人生の方が長く、そこでは自分自身の努力の結果が表れてきます。

難しい歯科医師国家試験にちゃんと合格して、その後人一倍努力しているのに過去の出身大学だけで決めつけるのは「生まれ持った肌の色や国籍で人間を評価している」のと何が違うのでしょう?
本当に有能な人はそういった事はしません。本当に有能な人は、目の前にいる「人間」を見て判断する能力を備えています。
このプレジデントの記事を読んでも「私の先生はとっても良い先生だだけど、○○大学だからヤバいかな?」などという偏見は持たないで下さい。

ちなみに、私が学歴や経歴を見せるのは「お客様がそういう事を知って安心される場合(日本人には多いですね)」だけです。

そして、学歴や経歴を武器として使うのは「相手がそういう武器で切りつけて来た」時だけです。お偉い、勘違いの人達ですね。でも、最近はそういった人達はむしろ本気で相手にしないようにしています。その方が「気」が乱れないから。