豊岡美人

英保歯科のファミリーには遠方からお見えの方もたくさんおられます。
武庫之荘、伊丹、神戸、明石、姫路、竜野、赤穂、豊岡など。皆さん年3回の予防治療は欠かさずお越しになり、良い状態をキープされています。随分時間をかけて通院して下さっている事に頭が下がります。ご期待に応えられるように、皆様を私の家族のように心から大切にしたいと思っています。

その豊岡からの女性の一人が時々ホームメイドのお菓子を持って来て下さいます。芦屋やイギリスでお菓子作りを習得された本格派で、素材や製法にもとことんこだわっておられます。私が砂糖を避けようとしている事を御存知なので、今回は砂糖の代わりにトウモロコシからの糖を使って下さったそうです。

感謝の気持ちを心の中に置きながら、ひと口50回以上噛んで、宝物のように良く味わって頂きますね。本当に有難うございます!

そうそう、彼女の友人の豊岡の方も英保歯科のファミリーになられましたが、甲南大学出身の才女で利発な女性です。
このように、豊岡からは数名の方が来られていますが、女性は皆さん例外なく美人なんですね。
「秋田美人」と言いますが、少々寒い場所の女性は美人が多いのでしょうか?私が岡山にいた時には「津山美人」という言葉をよく聞きました。津山は B’z の稲葉さんの出身地で津山高校の同窓生の歯科医師の話によると、稲葉さんはテニス部でカッコよくて相当目立っていたということでした。津山は男女とも美男美女なんですかね。
私は独断と偏見で「豊岡美人」という言葉を追加したいと思います。決してホームメイドのお菓子を頂くのでポイントアップしている訳ではありません。ホントに。

3・11


今日はけやき台小学校に半旗が揚がっていました。東北の人々のつらい経験を風化させないようにとの思いが込められているのだと思います。大切な事ですね。

公立小学校に日の丸が揚がるようになるとは、私が子供の頃の公立小学校の雰囲気からは想像できなかった事ですが、最近は日本でも、日本以外の普通の国のように「国民が自国を愛する」事が許されるようになってきたのかと思うと、アメリカに行くたびにあちこちに星条旗が揚がっているのを羨ましいと思っていた私にとっては「やっと・・・。」と感慨深いものがあります。

東北の震災を天災と人災に分けて考えてみましょう。

地震と津波は天災で、破壊力は強烈でしたが、自然の出来事なので、後遺症は時と共にやがて消えていくでしょう。

原発の方は人災ですが、こちらは環境だけでなく、経済的にも、現地の人々の誇りという点でも、いまだにどうしようもない位の問題を引きずっています。
福島第一事故の対応に最大81兆円 シンクタンクが試算(朝日新聞デジタル) – Y!ニュース 
国家予算並みの金額が「後始末」に使われ続けます。ほぼ永遠に。

福島の原発の問題に触れるたびに、もう二度と元の状態には戻らないという点では、虫歯に代表される歯の病気とそっくりだと,いつも思います。「後から何とかなると思い込んでいたけど、全然思ったようにならない。」という点でもそっくりですね。

資源の無い国の日本人が身の程を知って、一人一人が少し節電に努めたら原発一基程度の電力は節約できたのではないかと思うのです。もしあの時、福島に原発が無かったら?

今現在でも、こうこうと電気をつけて、暑いほど暖房をかけている、今の日本人の暮らしは余りにもバブリーだと思うのは私だけでしょうか?

虫歯の予防も同様で、国民全員がちょっと真面目に取り組んだら、歯科医療費、更には医科の医療費も面白いほど削減できるし、歯の悩み自体が無くなるので、皆が幸せになると思うのです。

色々な点で、日本人はやっぱりこのまま「おめでたい日本人」のままで行ってしまうのか、それとも「自分達のおめでたさ」に気が付いて変わる事ができるのか?しっかりこの目で見届けたいと思っています。

ギガ団子

今日は家族で新名神の宝塚サービスエリアに行ってきました。
開通当時は入るまでに2時間待ちとかの状況だったようですが、さすがに落ち着いてきていました。
奇麗な建物に京都、大阪、神戸などのお土産が取り揃えてあって、見ているだけで楽しいです。
三田からは下道でも行けます(裏から入れる)。高速代を節約するために1回だけ下道で行ってみましたが、そこそこ時間がかかりましたので、どっちが賢いか、微妙な感じでした。


楽しいネーミングの商品を見つけましたよ。ギガ団子ですって!
(この写真に写っているのは普通サイズの団子です。)

こっちがギガ団子です。手の大きさと比べてみて下さい。ただのバカでかい団子なんですが、やっぱり楽しい名前に惹かれてしまいますね。

予防歯科も我慢だけでなく、楽しさも加えて、楽しみながら予防して頂けるように更に工夫してゆきたいと思いました。

シニアの健康について

今朝、通勤のために歩いていると、シニアのファミリーメンバーのお客様から声をかけられました。
「今年の秋頃に40人くらいのシニアのグループで講演をしてもらえませんか?謝礼は些少になるのですが。」との事。
「喜んでやらせて頂きます。ボランティアで良いですよ。」とお答えしました。
彼は72歳ですが、毎朝ノルディックウォーキングをしておられて、男らしく浅黒く日焼けして、私よりはるかに引き締まった健康的な体をされています。
一方で、今日お見え頂いた80歳になったばかりの男性は、70歳代から今までに3度も脳梗塞などで倒れて救急搬送されたそうです。ずっとタバコを吸われていて、最近禁煙されたようです。禁煙は今も多分続いていると思いますが・・・。

お二人の何が違うのかを考えてみたのですが、「若い頃からずっと『体に毒となる物や事』を避けるように気をつけてきたかどうか?」という事の蓄積が今の年齢になって現象として現れてきているように感じるのです。

精製白砂糖という猛毒(と、あえて表現したい)。私も子供の頃に大量に与えられて中毒になっており、特にストレスがかかると沢山食べてしまうのですが、老化や老後の不具合に繋がるだろうから何とかしたいと苦しんでおります。いつまでも元気で歯医者の仕事がしたいので、ガンバリマス!

何か自分がストレスなしに夢中になれるものを見つける事ができればなと思っています。残念ながら私にとって「英会話」はまだまだ勉強のレベルであって、「ストレスなしに夢中になれるもの」ではないんですね。

You Tube で90年代後半の音楽などを聴いていると夢中になっていますので、こんなDJの練習でもしてみようかな?(冗談)

関学の関(せき)研究室

今週の木曜日は素晴らしい日となりました。

友人の Andy と一緒に、三田にある関学・理学部の関教授の研究室に見学に行かせて頂く事ができたのです。万能細胞の研究をされていて、1つの細胞を分化させて鼓動する心臓を作ったり、卵子などを作ったりできるそうです。
トカゲやヤモリ(Gekko)などにホルモンの注射をして卵細胞を採取するとの事で、鳥取大学から分けてもらったという、遺伝的に純系の爬虫類も飼育されていました。

私が大学院で遺伝子工学を使って研究していたのは、今から30年以上も前です。ラジオアイソトープを使って被爆をしながら、何年もかけて割り出したDNAの塩基配列が、今はこの機械で1日で正確に解明できるとの事で、まさに「浦島太郎でも、もうちょっとは知ってるぜ!」状態でした。

人間の求学心は年を取っても衰えないようで、いつかはこの研究室で研究をしてみたいものだと(半分本気で)思いました。

国立大学しか知らない私にとって、(資金が潤沢にある私立大学の)このような恵まれた環境はとても新鮮で、羨ましくもあり、また、その一方で「国立大学、資金が無くても根性で頑張れ!」とエールを送りたい気持ちにもなりました。

関教授、研究室の皆様、学生の皆さん、今日は本当に有難う御座いました。いつか私が大学院に入学したら、ご指導の程、宜しくお願いします。

三田市民病院の経営解決策は?

三田市民病院が慢性的な赤字で、今年度は市から5億円を借り入れても貯蓄が0になるそうです。記事のリンクを貼っておきますね。
019/2/24 神戸新聞NEXT
バブルの時代の価値観に従い、建設業者の利権などもあって、現在の地に現在のような「巨大な」病院を建てたまでは良かったが、ここ20年で世界がすっかり変わってしまったので、困り果てているようです。本当に気の毒です。
20人程度の真面目な医師達が完全な「ブラック状態」に耐え忍んで働いておられます。整形の先生がまともに昼食の時間を取っておられるのを見たことがありません。それでも赤字なのですから気の毒です。
新人のクルーのグループが老船長から突然巨大な中古船を渡されて「これあげるから、あなたたちで操船してね。あ、事故したら責任取ってね。」と言われているような感じでしょうか?
バブルの遺産はバブル世代で清算するのが筋ではないかと思うのは私だけでしょうか?
大体、規模がデカすぎて、英保歯科のように「時代に合わせて断捨離する」事が困難なように思います。

私が三田市民病院の院長(経営者)だったら、

①まず、民営化する。これは必須条件でしょう。
②駐車場の一部や建物の1階部分などを便宜上子会社に売却する。そしてその駐車場の一部の土地や建物の1階部分を複数の薬局に比較的高額で賃貸して収入を得る。きっと借りますよね。
③どこも誰もやっていないようなニッチな分野に注力する。三田の利便性と自然を生かした予防・健康医学的なビジネスはどうでしょう?最上階はホテル並みの内装にして、院内にジムを作って、英会話を教える外人の先生に来てもらい、花山院や神戸三田ホテルのシェフや小山さんなどにも協力してもらって様々なオプションを用意して、内科、整形外科、心療内科、皮膚科などが協力し「デドックスと体と心のチューンナップとフェイシャル、頭髪の改善、教養のブラッシュアップをハイレベル提供します。1週間で別人のようになりませんか?」
といったような展開をする。

ちょっと極端かしら?

一番大切なのは「思い切った断捨離」だと思います。これの効果は既に英保歯科で実証済です。「本気で変わるため」には1日も早く、しがみついている(認めたくない気持ちはわかるが、本当は既にオワコンになっている)モノやコトを手放す勇気が必要です。アジア諸国は物凄い勢いで伸びて来ています。もう時代は変わってきているのです。少なくとも、かつてのバブルの時代ではないのです。

市民病院の先生方やスタッフの皆さんが1日も早く楽に、幸せになれる事を心から祈っております。

わが身を切るかの如く

神戸市北区からお見え頂いているお客様。いつも私のブログを読んで下さっており、御来院頂いた時にブログに関する話題で盛り上がっております。

「先日のなんちゃって治療のトピックですが、職人がどこまでこだわってやるかはその人次第ですよね。」と、ご感想を頂戴しました。いつも丁寧にご愛読頂き、ご意見も頂いて、心より感謝しております。

今日のブログの内容は、こちらのお客様との会話の中で生まれたものです。

歯医者は歯の職人や大工に例えられる事が多いのですが、「自分の仕事にこだわる」というレベルではなく、もっと高次元、倫理的な次元で物事を考えているはずですし、そういう自覚がないなら、そのように考えるべきです。

職人や大工は「モノ」を相手に仕事をしますが、歯科医師は「生体(つまり人間)という非常に神聖な『お大切』」を相手に仕事をしている、という点で異次元の「責任レベル」となり、それを遂行するためには高い「倫理観」が必要なのです。

歯科医師にこのような「価値観」があれば「患者はどうせ早くて安い方がいいんだろう」と決めてかかって、選択肢の提示も無しに保険ベースの「なんちゃって治療」を行ってしまう前に、お口の中の状況をしっかりと説明して、「自由診療になってしまいますので、〇〇円ほどの予算と〇〇か月ほどの期間がかかりますが、是非このようなちゃんとした治療をさせて頂けませんか?」とご提案すべきだと思うのですが、どう思われますか?

人様の歯を削る時には、「あたかも自分の腕をナイフで切っているかの如く」に思える感覚(やはり倫理観でしょうね)が必要です。岡山大学での私の講義の際にはこのフレーズを使って、学生達にしっかりと「本物の歯科医師とは何ぞや」を教育したいと思っています。

 

 

気付きのきっかけになれば

面白い傾向があります。

ウッデイタウン内のご近所のお客様は、「英保歯科のホームページを見た事が無い。」という方がちょくちょくおられます。近所で知っていたから来院したとか、知人から噂を聞いて来院したという方が多いのです。

一方で、遠方から来て頂いている方は英保歯科のホームページや院長のブログを良く読んで下さっている方がとっても多いのです。

先日、ご近所からのお客様に「ブログを読んでみて下さい。」とお願いした事があります。後日その方が来院されたときに「先生のブログを読もうとしたんですけど、膨大な量でどこを読んでいいのかわからなかった。どこを読めばいいんですか?」とおっしゃいました。

「どこでも好きな所を読んで、そして何かを感じて、自分で考えてみて下さい。あなたが自発的に考えたり気が付いたりするきっかけになって欲しいと思って書いております。どこを読んで下さい!といったものではないんですよ。」と私。

あなたが「英保先生のブログをもっと読みたい、面白い。」と思い始めたということは、歯の本当の価値に気が付き始めた証拠だと、思います。

神戸三田ホテル

三田ホテルの経営母体が変わって、名称も神戸三田ホテルになるそうです。

あるパーティが開催されたので参加してきたのですが、料理に関しては結構美味しくて、「やればできるじゃないの」といった感じでしょうか。

私は肉類を食べない(魚は食べる菜食主義。ペスカタリアンといいます。ペスカトーレという魚介類のパスタがあるそうですが、同じ語源でしょうね。)ので、肉料理の評価はできないのですが、スープやお魚の料理はかなり改善されている感じですよ。

田舎田舎とバカにされる三田ですが、このようにホテルも頑張ってくれていて、住人としては嬉しい限りです。

普段は虫歯にならないように必死で節制しているのですが、ホントは超甘党の私なので、このようなデザートには「クラクラ」してしまいます。
幸せな日曜の夜でした。

大切にしなきゃ

小さな頃から、英保歯科に予防のために通院してくれている女の子。先日も親子で予防治療を受けて下さいました。

お帰りの際にお母様が鞄から i Pad を取り出して、「先生に見て欲しいものがあるんです。」との事。

「娘が英保歯科の事を思いながら書いた絵がコンクールで入選して表彰されたんですよ!」と、嬉しいご報告です。

拝見した絵にはかなり正確に英保歯科の予防ルームの雰囲気が描かれていました。凄いですね!

体は小さな子供ですが、観察力や感受性は大人以上であるとハッとさせられました。私の一挙一動、一言一言が子供達に与えるインパクト、そして影響の大きさに身が引き締まる思いがして、「子供達一人一人の事を、油断することなく大切にしてあげなくては。」と、自分に言い聞かせました。

そうそう、英保先生は実物より、若くてハンサムに描いてくれていますね。 も~、良い子ですねぇ!