悪くなって当たり前?

手の指は全部で10本です。
足の指は全部で10本です。
↑「知ってるわい。英保先生、何や?」

では質問です。歯は全部で何本?
↑「知らんなァ・・・。」

大人の歯は全部で28本です。お医者様でも知らない人が多いよ。(親知らずがちゃんと生えている人は32本です。滅多にないけどね。)

乳歯は全部で20本です。思ったより多いでしょう。16本くらいと思った?

それでは次の質問。

50歳になって、手の指の5本くらいが金属で修理してあるのが当たり前と思う人~?
・・・いませんね。

80歳になったら足の指が7本くらい無くなっていて普通と思う人~?
・・・いませんね。

では、60歳になったら歯の何本かが銀歯やブリッジになっていて「当たり前」と思う人~?
・・・・・・・。ほとんどの人がそうですか・・・。

何で歯だけ年齢と共に金属やプラスチックでツギハギになってゆくのが「当たり前」なの?指では考えられない事なのに。

歯も指と同様に何歳になっても「全部無垢の歯」「1本も修理がしていない」のが「普通」「当たり前」なんですよ。

早く当たり前の事に気が付いて下さい。そして、予防歯科治療を受けましょう。予防の正しい知識と技術を身につけて、実践しましょう。そんなに難しい事ではありません。

それでも、どうしても悪くしてしまった時には、ちゃんとした歯科医師のちゃんとした治療を受けましょう。歯はかけがえのない、神聖なものなのですよ。