キシリトールガムの使い方

キシリトールは甘いのに、虫歯になりにくくなる「魔法のような」「夢のような」食べ物。良い時代になったものです。

1日5グラム以上を摂取する事が勧められていますが、市販のタブレットガムだと50%キシリトールなので、1日10個以上噛みましょうという事になります。かなりの個数ですね。
そんなことすると、ロッテが儲かってしょうがない事になります。

キーワードは「細く長く」使う事。「継続は力なり」です。

極論すれば1日1個でも良いので、ずーっと使って頂きたいのです。

夕食後、完全にフロスをして、歯ブラシでプラークを徹底的に落として、それから更にお風呂に入ってシャワーでお口の中を徹底的に洗い流して、「もう絶対朝まで何も食べたくない!」と思うくらいにお口の中の細菌(虫歯菌を含む)の量を減らした直後に「キシリトールガムを1つ」お口に放り込んで、味がなくなるまでよーく噛んで下さい。

そうすれば、恐ろしい虫歯菌の感染から逃げ出す助けになります。

これを何年も続ける事。お父さん、わかりましたね。

子供の虫歯は誰のせい?

生まれたての赤ちゃんのお口の中には虫歯菌がいません。その後「誰か」から「虫歯菌」という細菌をお口の中に感染させられてしてまって、それが定着してしまうと虫歯になってしまうのです。

あまり触れたくない事実なのですが・・・。

その虫歯菌は母親や父親や兄弟、それに祖父母や友人からも感染します。食事、食卓を共にする頻度が高い人が原因になっているのです。

インフルエンザ予防の知識があれば、虫歯菌の家族内感染を防ぐ事ができます。

大きな問題は「保菌者が家族にいる限り、永遠に相互感染のリスクが存在する」事なのです。

お母さんがいくら子供の歯を虫歯から守ってやりたいと思っても、お父さんの意識が低く、予防歯科治療を全く受けずに「強烈な保菌者」のままで家庭内にいたらどうでしょう?家族の虫歯予防が可能なのでしょうか?

考えただけで怖くなりませんか?でも「真実」なのです。

そのような家庭はすぐに対策を立てないと、家族全員が不幸になりかねません。子供が虫歯だらけになって、お父さんが心臓病で倒れる前に対策を。

予防歯科は日々進歩しています。解決策はあるのです。家族全員で取り組めば、の、話ですが。お父さん、おじいちゃん、聞いてますか?

機会を見て、具体的な方法を、少しずつ、分かりやすく、お話してゆきますね。

仲井雪江先生のご講演を拝聴してきました。

仲井先生は岡山大学の後輩で、3年間の海外留学の後も積極的に研究を重ねられ、現在は静岡県で教授として活躍されています。
予防歯科のエキスパートで、最新の予防歯科理論についてアップデートしてきましたよ。
三田の英保歯科でも「即時に」採用して実行します。
皆さんのお役に立てるように、頑張ります!