関学の関(せき)研究室

今週の木曜日は素晴らしい日となりました。

友人の Andy と一緒に、三田にある関学・理学部の関教授の研究室に見学に行かせて頂く事ができたのです。万能細胞の研究をされていて、1つの細胞を分化させて鼓動する心臓を作ったり、卵子などを作ったりできるそうです。
トカゲやヤモリ(Gekko)などにホルモンの注射をして卵細胞を採取するとの事で、鳥取大学から分けてもらったという、遺伝的に純系の爬虫類も飼育されていました。

私が大学院で遺伝子工学を使って研究していたのは、今から30年以上も前です。ラジオアイソトープを使って被爆をしながら、何年もかけて割り出したDNAの塩基配列が、今はこの機械で1日で正確に解明できるとの事で、まさに「浦島太郎でも、もうちょっとは知ってるぜ!」状態でした。

人間の求学心は年を取っても衰えないようで、いつかはこの研究室で研究をしてみたいものだと(半分本気で)思いました。

国立大学しか知らない私にとって、(資金が潤沢にある私立大学の)このような恵まれた環境はとても新鮮で、羨ましくもあり、また、その一方で「国立大学、資金が無くても根性で頑張れ!」とエールを送りたい気持ちにもなりました。

関教授、研究室の皆様、学生の皆さん、今日は本当に有難う御座いました。いつか私が大学院に入学したら、ご指導の程、宜しくお願いします。