裕和のイチゴ事件

三田の近くの二郎は二郎イチゴで有名です。開業して間もない頃、三田旧市街の名士の方からこの二郎イチゴを頂戴して初めてその存在を知ったのですが、これまでの人生で見た事の無いような立派で奇麗なイチゴに感動した事を覚えています。もちろん物凄く美味でした。

でも、私が子供の頃のイチゴは酸味が強くて、どちらかと言えば嫌いな食べ物でした。ネット上の秘密の質問などで「嫌いな食べ物は?」というのがありますが、頭にパッと浮かぶいくつかの候補にイチゴが入ります。子供の頃の味の記憶って、やはり強烈ですね。

でも、今日食べたいちご大福は美味でした。こちら、姫路にあるわらび餅で有名なお店の一品だそうです。

私は(今でもそうなのですが、本当は)一人で出かけるよりむしろ好きな人と一緒に居たい、人恋しいタイプの人間です。幼少の頃は母親の傍にいたくて、保育園に行くのが嫌で嫌で毎朝園の入り口で「おうちに帰る。おうちがいい。」と泣いて大人を困らせていました。
ある日、保育園の先生が「英保君、今日のおやつはイチゴよ。頑張ったらイチゴが食べられるわよ。」と言って下さったのですが、それを聞いてよけいに号泣したというのは今でも「裕和のイチゴ事件」として実家で笑いのネタになっており、イチゴが食卓に上ると話に出てきます。

最近のフルーツは随分改良されて美味しくなっています。子供達のおやつにはチョコレートやアイスの代わりにイチゴやバナナやキウイフルーツなどを出してあげても、きっと喜んでくれるでしょう。イチゴにはキシリトールも含まれていますしね。