ベジタリアンと幸運

ひょっとしたら「英保先生、大丈夫?」と言われそうな話を一つ。

岡山大学でZOOという防湿装置に関するエピソードや外国人の友人と写っている楽しそうな写真を見せて講義をした後に、学生から「先生はどうやっとそんなに広い人脈を作るのですか?」と質問された事があります。

その質問に対し、「奇妙に聞こえるかも知れませんが、私は18歳からベジタリアンになり、極力殺生を避けて精進しています。その徳が運の良い出会いをもたらしてくれているのだと思います。」と正直な気持ちを答えてしまって教室が「シーン」となってしまいました。ちょっと危ない人だと思われたかな?

私は休みの日はほとんど家族と過ごしています。歯科医師会の先生方とゴルフに行く事もないし、スナック(今はキャバクラと言うのでしょうか?)のような所も全く行きません。ですからどちらかと言うと「家に引きこもり」の方なので、「広い人脈を持っている」と言われた時にはむしろ「へー、そんな風に見えるんだ。」と思った位です。
確かに、今までの自分の人生に於いて、私は非常に運の良い人間だったと思っています。それは人生の要所要所で「有能で魅力的で、特別なオーラを持った人」に出会う事ができ、その人達に憧れて「私もかくありたい」と手本にする事ができたからです。

今日、神戸デザインセンターの濱氏(三ノ宮から英保歯科まで通院して下さっています)に「『ベジタリアンだから良い出会いがあると思う』と言うといつも笑われるのですが、私はそんな気がしているんです。」と話すと、「ベジタリアンという特別な存在であり続ける事によって、他のベジタリアンの人達や、同様に何か特別な思いや考えを持った、平凡ではない人達との出会いの確率が高くなっても不思議では無いですね。」とコメントを頂き「なるほど!」と思いました。

出会いに於いて大切な事は数ではなく質だと思います。「友達100人できるかな?」そんなにいらないよ。大切な事は自分にプラスになる(正の)人間を見つけるようとジタバタするよりむしろ、自分の足を引っ張る(負の)人間を見定めてキッチリ距離を置き縁を持たない事だと思います。

明日も関連の話をします。