ステルス虫歯を探知せよ!

定期的な予防治療に通院していると、虫歯の早期発見に繋がります。
お母様が毎日の仕上げ磨きの時に発見できないような「ステルス虫歯」であっても、歯科衛生士や歯科医師ならピピッと探知して発見しますよ。

お母様:「子供が時々右下の歯が変と言うのですが、虫歯は無いように思うし・・・。」
歯科衛生士:「このグレーがかっている部分の内部で虫歯が進行している可能性があります。歯科医師にチェックしてもらいますね。」
私:「虫歯ですね。次回治療をしますのでお家で良くお話してあげて下さい。『注射される』とか『ドリルで削られる』とか『痛いけどちょっと我慢したらすぐ済む』とかいったネガティブな言葉は絶対に使わないで下さい。ポジティブな内容の話をしておいて下さい。」

ステルス虫歯の実際と、その治療の手順を写真で説明しましょう。

グレーで囲まれた範囲の歯の色が何となく暗いのがわかりますか?
黄色の所には歯の溝があるのですが、そこから内部に虫歯菌が入ったのです。
開けてビックリ(我々には分かっているのでビックリしないのですが・・・。)!内部にはポッカリと大きな虫歯が出来ています(オレンジ矢印)。
小児であっても防湿装置ZOO(オレンジ矢印)を使用して、コンポジットレジンによる完璧な接着治療(緑矢印)を行いました。

ズキズキ痛み出してから慌てて手当たり次第歯医者に電話して見知らぬ歯医者に行って、怖がって泣き叫ぶ子供をスタッフ数人がかりで抑えつけ、注射して歯の神経を取る・・・・。←昭和スタイルですね。
このような事は、予防治療のために通院するのが常識の英保歯科ではあり得ません。それに、虫歯治療は私一人でやっているので、抑えつけるためのスタッフなんかいませんから・・・。

・・・悪しからず。