はじかみ池公園:一石二鳥の活用案

お盆休みも後2日。しかし暑いですね。私は末っ子に引っ張り出されて、自転車で街中探検をしています。

はじかみ池公園の池は、昔の三田の農民が力を合わせて(コミュニティ)、水の確保の為に随分と苦労して作った(人工の)ため池に由来すると聞いた事があります。

フェンスで囲んで「危険だから近寄るな」。この人気(ひとけ)の無いはじかみ池に存在意義はあるのでしょうか?

今はフェンスで完全に囲んでしまって「死んだ」池になっていますが、簡単な桟橋と管理小屋を作ってカヌーや SUP の為に開放したり、土手に釣り客の為のゾーンを設置したりしてはどうでしょう。この管理運営には市民も参画して、死んだ池をコミュニティの力で復活させるのです。

「何でも行政がやるべき」という感覚の人には「市民が管理に参加」という考えは理解し難いと思いますが、戦前はそれが当たり前だったそうです。そしてメリットも沢山あったようです。
今でも田舎では持ち回りの「出番」があって、一般市民が管理に(抵抗なく当然のように)参加している場所があります。実際に私が良く利用する淡路島にある小さなビーチでは、今でも地元の人がボランティアで出て下さっています。その地域は昔ながらの人情溢れる温かい雰囲気に包まれていますよ。

淡路島のこの地区の海水浴場では、公務員じゃなくて市民が当番で安全確保の為に出ているのですよ。身勝手な我が身を振り返って、色々と反省させられます。

ウッディタウンのど真ん中で水遊びはできるし、人として、あるべき姿の学びや気付きの機会に触れられるし、これってなかなか良いアイデアだと思いませんか?