さらばUCLA, さらば過去の価値観

現在診療所のプチ改装中で、これを機会に更なる断捨離をしようと思い、倉庫の中の整理をしています。

私は30歳代の頃に東京にある国際デンタルアカデミーで研修を受けました。ここは米国の大学 UCLA の Extension に認定されており、私も UCLA の卒業生のはしくれとしての資格を得ました。この国際デンタルアカデミーの卒業式は東京のアメリカンクラブで行われ、(アメリカに留学したかった私は)米国式のガウンと角帽を着用した卒業式典に感激した事を覚えています。

更に、40歳代には何度か渡米し UCLA で歯科医学の研修を受けてきました。中学生の時に雑誌(Popeye)の写真で見て憧れていた広いキャンパスを実際に歩いた時には本当に感動しましたよ。

倉庫の奥から、それらの証となるディプロマが出てきました。かなりのミニマリストの私ですが、さすがにこの努力の証だけは捨てられずにずっと保管していたのです。

でも、全て昔の話です。モノ(物欲)とコト(人間関係≒名誉欲)の断捨離を進めている私です。思い切って過去の栄光は捨ててしまいましょう。思い出の品が無くなれば、雑念も消えて行くでしょう。

全部ゴミに出しました。さようなら、過去の価値観。

そしてこれからも、自分の新しい価値観に見合う場面で努力を続け、それを新しいプライドとして心の中に秘めるようにしたいと思います。

それは診療所における、お客様やスタッフとの関係であったり、家族の事であったりすると思います。
若い頃にはちっぽけな事に思えた世界ですが、今となっては何よりも大切なものだと確信しています。