年収300万円って貧困?

今、近くの公園で、どこかの政治団体が三田市民病院と学校教育に問題があると糾弾していて、にぎやかです。昔、学生運動をやっていた世代の人かな?日曜日なので静かにして欲しいのですが・・・。「ガーガー言っている暇があったら今からでも勉強して、あなたが市民病院の医者か学校の先生になったら良いのに。そしたらちゃんとできるでしょ?」とアドバイスしに行こうかな?

さて、若い人の収入が少なくて、団塊の世代から上に富が集中していると言われています。若い人でも株などで稼いだ大金持ちもいるようですが、やはり一般的にはそのような傾向があるのでしょうか?

以前、ある40歳手前の独身女性が「年収300万円なので、今のままだと貧困女子で生きて行けない。」とおっしゃたのを聞いた事があります。「そうなんですね。先行き不安ですね。」とお答えはしたのですが、正直言って違和感がありました。彼女は軽四ですが車に乗って、ファストファッションですが沢山の服を持って、国内ですが年に何回かは旅行に行っておられたからです。

私から上の世代の人はバブル時代の贅沢を経験しているようですが、幸いにも私はそういった経験をしていません。バブル当時、私は大学院で細菌学に関する研究に没頭しており下宿と研究室を往復するだけの生活でしたので、親からの仕送りとアルバイトで生活していましたが、ほとんどお金を使う暇がありませんでした。夜中に実験室からアパートに帰ってテレビをつけたら、プリンを被った人がお祭り騒ぎをしていたりして、「何だか世の中、熱病のようになっているな。」と感じたものです。

私はお客様の医療に関する事にはかなりのお金を使います。派手な買い物や無駄な投資はしませんが、例えばインプラントは世界一高価な材料を使っていますし、切削器具などの感染予防や院内の清潔維持のためにはかなりのお金と固定費を使っています。目立たない、地味な分野ですが、実は非常に大切な事ですので、この辺りには糸目をつけないようにしています。

その一方で、開業医になった今でも、私生活では子供が4人もいるので贅沢をする事はできませんが、中学生の時から寮生活をしていたので、我慢や節約が体に染み付いていますから辛くも何ともありません。

そんな私から見ると、独身で年収300万円あったら、4万円のアパートに住んで電動自転車に乗って、余計なモノを買わずに、休日におかずを作り置きしておけば充分生きて行けるし、少しは貯金もできると純粋に思うのですが、それは違っているのでしょうか?

肥大化して邪魔になり、切り倒された街路樹から新しい芽が出ています。人間も一度リセットして、次こそは謙虚に、奇麗に生きて行けたら良いのですが。

温暖化も進んでいますし、人間という存在の身の丈を知ってあまり不平不満を言わないようにしないと、いつまでも今までの価値観で行こうとすると地球が壊れかねません。

私的には、ここでもやはり「(地球上の)個々人の断捨離」がキーワードかと思っていますが、外で「ガーガー」言っているのを聞いていると、変わるのは難しそうですね。


兵庫県三田市の歯科医院 予防歯科を主軸に顕微鏡やルーペによる精密治療・接着修復を提供 ラバーダムやZOOなどの防湿装置使用率100% i Mix(改良型3Mix法)を開発