青野ダムでのBBQと夜間のキャンプ(泊り)について

神戸新聞 next に青野ダムのコロナによる駐車場とBBQサイト封鎖関連の記事が載っていました。
色々と考えさせられる事がありますので、まずは是非読んで見て下さい。↓

「迷惑かからないなら許される」禁止のバーベキュー相次ぐ青野ダム周辺

読んでみて、どう思われましたか?

最近やっと、緊急事態宣言が39の県で解除されましたが、京都、大阪、兵庫を含む8つの都道府県はいまだに特定警戒地域のままです。また、政府は国民に「県をまたぐ移動は自粛して欲しい」と言っています。

三田市民は戸籍上は兵庫県民ですが、大阪に仕事に行っている人が多いので、経済的・文化的には「大阪府民」かも知れません。少なくともコロナ以前の社会では大阪があるお陰で三田がベッドタウンとして成立してきました。(コロナ後は未知ですがテレワークなどで状況が劇的に変わるとしたら・・・。何だかワクワクしませんか?)

つまり「大阪-京都南部-兵庫阪神地区」が一つの県のようなものなので、それぞれの地域が「持ちつ持たれつ」ですから、青野ダムのBBQサイトで非常識な行為をしているのが三田市民だろうが大阪や京都など他府県から来られた方だろうが、それは大きな問題ではないと思います。(コロナ自粛中は大阪との往来が少ないので、三田は阪神地区のような丹波地方のような微妙なポジションではある訳ですが・・・。)

心無いキャンパーが青野ダムの樹木に残していったパラコード。ボーラインノット(もやい結び)やバタフライノット(鎧結び)ができても、これじゃカッコ悪いと思うけどね。

私は青野ダムに遊びに行った時は、捨てられている空き缶やポリタンク、キャンパーの残したゴミなどを拾って持って帰るようにしています。特に子供と一緒に行った時には「三田がちょっとでも奇麗になるように、少しでもゴミを持って帰ろう。」と指導しています。自然とそういった考え方と行動ができる大人・市民になって欲しいからです。
・・・・・・・・・・
ハチドリ物語  by (故)C・Wニコル
( この物語は、日系カナダ人のジョイ・コガワさんから聞いたある先住民族に伝わる話です。 )
恐ろしい山火事がありました。
森の動物たちは、みんな必死に逃げましたが、一羽のハチドリが一生懸命、細いクチバシを使って川から水を運び、一滴一滴を燃え盛る火に落としていました。
逃げてきたクマがそれを見て立ち止まりました。
「おまえは、いったい何をしているんだ!」
ハチドリは、答えました。
「できることをやっているのさ!」
・・・・・・・・・・
神戸新聞 next の記事を読んでまず思ったのは、「直火で土を汚すのだけはやめて欲しい」という事です。薪の残骸を清掃したとしても、直火で炭化した土の表面を我々が清掃する術が無いのです。そして、自然が浄化するには気の遠くなるような時がかかります。自然を愛するキャンパーなら直火がタブーである事は常識ですよね。

「とっていいのは写真だけ。残していいのは足跡だけ。」

それから、青野ダム周辺での夜間のキャンプ(宿泊)は禁止されています。これも守って欲しいですね。

ダムという所はどこでも、何となく物悲しい雰囲気があるように感じます。
水没した地域の人々の無念が残っているのでしょうか?

コンクリート詰めの死体が放り込まれたりもしますよね。青野ダムからも死体が上がっているのはご存知でしょう?
BBQやって楽しそうに飲んで騒いで泊まったりしたら、夜中に目が覚めた時に、テントの中にずぶ濡れの知らない人が膝抱えて座っていて、あなたを恨めしそうに見つめているなんて事があるかもよ。

私はむしろ、誰もいない季節に短時間のデイキャンプを楽しみます。ここには猿も出るし、気の弱い私にはオーバーナイトスティなんて、怖くて怖くて。