美しい言葉でサンドイッチを作ろう

部下に注意したり、家族に自分の価値観との相違を伝えたり・・・。相手を傷つけてしまいそうだったり、耳障りだったりする内容をどうしても言ったり、メールやLINEしたりしないといけない時ってありますよね。

私は、そんな時には私の友人(ニュージーランド人)が教えてくれた事を実践するように努めています。それは「誉め言葉やお礼の言葉で耳障りな内容をサンドイッチする」という事なのです。

例えば、掃除についてスタッフに注意する時に「最近トイレの掃除が不十分で汚いと言われたわ。もっとしっかりやってもらわな困るなァ。」とだけ、不機嫌な顔をして言ったとしましょう。言われた方は一体どう感じるでしょう?(しかし、こんな時の例えには悲しいかな関西弁がピッタリですね。)

それと比べて、「○○さんが一生懸命掃除してくれるので、周りのスタッフまで良い影響を受けて掃除を頑張ってくれるようになったね。そうそう、先日お手洗いの汚れが気になるとお客様からご意見を頂戴したんだけど、トイレは盲点になりやすい場所だから皆で気を配るようにしてくれる?でも、診療所全体としては皆が頑張ってくれるおかげで隅々までピカピカになって、最近は空気まで奇麗になった感じがするよ。感謝しているよ。有難う。」
と、美しい言葉で耳障りな言葉をサンドイッチしたらどうでしょう?
スタッフの一人にこの例え話をしたところ「誉めてもらった事が強く記憶に残りますね。」と感想を述べてくれました。

皆さんも、誰かに何か言いたい事がある時には相手の人格に配慮して、美しい言葉でサンドイッチを作って差し上げてみて下さい。言われた方のダメージも少ないし、言った方の後悔も少なくて済みますので、超オススメの方法ですよ。