三田市民病院はどこに向かう?

三田市民病院は、三田の自然と人を愛し三田市の行政を信じて住んでいる我々三田市民の、健康を守る中核機関です。
公的病院なので我々三田市民の血税も大量に投入されています。ですから、医療の質もサービスも個人経営の病院より期待される部分が大きいのは当然です。

市民が頼りにしています。宜しくお願いします。

ただ、御存知のように三田市民病院は赤字経営が続いており某医療法人に身売りするという案すら出ているそうです。三田市民病院が発行している広報などを拝見すると、経営に携わっておられる方々は赤字を減らすべく真面目に取り組んでおられるようにお見受けします。

しかしながら、三田市民病院の最近の変わりようを拝見していると、我々市民の期待する市民病院像とは違った方向に進んでいるような気がしてしまいます。三田は離島や過疎地ではなく、得意分野を持った大病院が存在する神戸や大阪までアッと言う間に行けてしまう「便利な田園都市」なのですが、まるで「不便な田舎」の市民病院と同様の質とサービスの医療が提供されようとしているように感じています。

新大阪にある回生病院までアッと言う間に到着。誰でも「特定の病気に対して非常に高い専門性と多数の症例数を持つ医療機関で、最善の治療を受けたい」と願っているはずです。

ウッデイタウン・けやき台で長年歯医者をやっていると、三田市民、特にニュータウンの住人が期待する医療サービスの質と内容がはっきりと見えてきます。英保歯科はそのような住人のニーズに呼応してドラスティックに変化し、現在に至っています。

小学校に入ったらまず足し算を習いますが、足し算ができるようになったら、次は引き算の練習をします。

個人的には、人々の価値観が激変した今の時代、特にコロナ禍以降の日本では、引き算を上手く使う事が「企業が、社会に貢献しつつも存続できる唯一の道」だと思っています。