三田市民病院の経営解決策は?

三田市民病院が慢性的な赤字で、今年度は市から5億円を借り入れても貯蓄が0になるそうです。記事のリンクを貼っておきますね。
019/2/24 神戸新聞NEXT
バブルの時代の価値観に従い、建設業者の利権などもあって、現在の地に現在のような「巨大な」病院を建てたまでは良かったが、ここ20年で世界がすっかり変わってしまったので、困り果てているようです。本当に気の毒です。
20人程度の真面目な医師達が完全な「ブラック状態」に耐え忍んで働いておられます。整形の先生がまともに昼食の時間を取っておられるのを見たことがありません。それでも赤字なのですから気の毒です。
新人のクルーのグループが老船長から突然巨大な中古船を渡されて「これあげるから、あなたたちで操船してね。あ、事故したら責任取ってね。」と言われているような感じでしょうか?
バブルの遺産はバブル世代で清算するのが筋ではないかと思うのは私だけでしょうか?
大体、規模がデカすぎて、英保歯科のように「時代に合わせて断捨離する」事が困難なように思います。

私が三田市民病院の院長(経営者)だったら、

①まず、民営化する。これは必須条件でしょう。
②駐車場の一部や建物の1階部分などを便宜上子会社に売却する。そしてその駐車場の一部の土地や建物の1階部分を複数の薬局に比較的高額で賃貸して収入を得る。きっと借りますよね。
③どこも誰もやっていないようなニッチな分野に注力する。三田の利便性と自然を生かした予防・健康医学的なビジネスはどうでしょう?最上階はホテル並みの内装にして、院内にジムを作って、英会話を教える外人の先生に来てもらい、花山院や神戸三田ホテルのシェフや小山さんなどにも協力してもらって様々なオプションを用意して、内科、整形外科、心療内科、皮膚科などが協力し「デドックスと体と心のチューンナップとフェイシャル、頭髪の改善、教養のブラッシュアップをハイレベル提供します。1週間で別人のようになりませんか?」
といったような展開をする。

ちょっと極端かしら?

一番大切なのは「思い切った断捨離」だと思います。これの効果は既に英保歯科で実証済です。「本気で変わるため」には1日も早く、しがみついている(認めたくない気持ちはわかるが、本当は既にオワコンになっている)モノやコトを手放す勇気が必要です。アジア諸国は物凄い勢いで伸びて来ています。もう時代は変わってきているのです。少なくとも、かつてのバブルの時代ではないのです。

市民病院の先生方やスタッフの皆さんが1日も早く楽に、幸せになれる事を心から祈っております。