お金に換算する癖はいつから?

お向いにあるけやき台認定こども園の送迎に英保歯科の駐車場を使って頂いており、朝の8時半頃はほぼ満車状態で活気があります。

先日、朝一番にお見えになった40歳代の男性のお客(Aさん)から「もの凄い数の車がこども園の送迎に駐車場を使っていますね。私だったら園に苦情を言っていると思うのですが、先生は優しいですね。月々の借用契約とかされているのですか?」と質問がありました。

私「子育ては大変ですから、私の方から提案して使って頂いているんですよ。お金は貰っていませんが、お金で買えないものを貰っています。毎朝私が駐車場の掃き掃除をしていると『お早う御座います。いつも有難う御座います。本当に助かっています。』と、若い人達から笑顔で挨拶と心からのお礼を言ってもらえるんです。これっていくらお金を積んでも買えないものなんですよ。」
Aさん「なるほど!」

いちいち目くじら立てて怒っていたら、失うものが∞。

また、あるミドルエイジの女性のお客様(Bさん)と今後の治療方針について相談していた時の事。

私「英保歯科は芦屋、武庫之荘、伊丹、赤穂、龍野、姫路、高砂、豊岡、舞鶴そして大阪市内や東京からもお見えになるお客様がおられるのですよ。」

Bさん「そんな遠くから交通費を払ってでもここに来ようと思われるんですね。」
私「・・・。そうですね。光栄な事です。」

私は他の歯医者と治療費や技術で迷っておられる事に気が付いた時にはやんわりと、ブランディングがされている大規模歯科医院や価格的にお好みに合う歯科医院で治療を受けられる事も検討されるようにお勧めしています。私はその方がその方の価値観に於いて幸福を感じて下さればそれで良いので。

子供の頃には本当に大切な事を本能や肌で感じていたはずなのに、いつからか「お金に換算して損か得か」ばかりを考える癖がついていませんか?

どっちが幸せでしょう?流石にこれは左か!?
小2の末っ子にこの写真を見せると「カッコイイ!!」との反応。「どっちが?」「右のお父さんの方。小さくて速そう。大きい方は太っちょに見える。重くて遅そう。」との感想でした。よしよし、いい子だ。

私も聖人君子では無いので偉そうな事は言えませんが、時々は子供の頃の感覚を思い出した方が、幸せを感じる頻度が高まるのかも知れませんね。