あの紫陽花が今も

2年前に診療所の庭木を完全に断捨離しました。庭木の剪定や雑草の悩みから開放されて仕事に集中できるようになりました。

小学校側に植えてあった紫陽花は人気者で、良く「英保先生の所の紫陽花は本当に綺麗ですね。」と褒められたものです。

2年前の工事の時、枝を切り落とされて、根こそぎ引き抜かれたこの紫陽花の株も産業廃棄物のコンテナに捨てられていたのですが、皆さんに愛されていた美しい紫陽花がこのまま破棄されてしまうのは流石に忍びなく、そっと拾い上げて自宅に持ち帰リ、庭の真ん中に植えてみたのです。

今年の6月、まるでお礼を言うように、そして私の誕生月を祝ってくれるように、変わらない美しい花を再び咲かせてくれました。ほとんどを捨てたからこそ残したものの美しさが際立つ。ここでも「思い切って取捨選択する事の大切さ」を実感しました。

最近学生の自殺のニュースが絶えませんが、友達(と思い込んでいるヒト)の数が完全にゼロになっても良いので SNS から距離を置くか、いっそスマホを解約してみたらとアドバイスしてあげたいですね。

そうしても側に残ってくれる1人か2人に心を開いて付き合えば、その方が本物の友達と出会う為の近道かも知れません。フェイスブック繋がりのフェイク友達が沢山いなくてもそれで充分だと思いますよ。